「クリムトアライブ」展、行ってきました。ちょっと愚痴っぽいレビューはこちら。↓

原画が1点もないのに3,000円。という展示の内容には少しモヤっとしましたが、グッズ売り場は楽しめました。
展示のチケットがないとグッズ売り場にも入れないので、万人におすすめするわけではありませんが・・・。
今回は、実際に購入した(または購入しなかった)グッズの感想を、レビューします。
クッキー缶はやっぱり売り切れ!
入り口入ってすぐ、横目にグッズコーナーが見えます。まず看板だけ先に確認。
グッズ、こんなにあるんですね。

そういえば展示レビューに書き忘れましたが、QRコードを読み込むと画面に登場する、クリムトさん。
猫と戯れていてかわいいです。
なんで水色にしたんだろう。
スモックの下は常に全裸。と山田五郎さんが言ってました。自由・・・。
まず一番人気の「カフェタナカ×クリムトアライブ クッキー缶」。
想像どおり……はい、売り切れでした。

予想はしていましたが、ざんねん・・・。
母と、友達と、自分用と、で3缶ほど購入したいと思っていたので、お金が節約できます。という悲しい安堵感。
でも諦めきれず、帰りにのぞいたフリマアプリに空き缶が出品されていたので即購入。
翌日には届いたので、なんとなくアライブ展で買えたような錯覚に陥り、心は満たされました。
ラメ入りミラーが美しい…けど気泡に我に返る
こちらも印象的でした。ラメがたっぷり入ったミラー。
金色のきらめきがクリムトの世界観そのままで、かたむけると、大量のゴールドラメがザーッと流れます。

さらさらー、しゃーっ・・・どころではなく、ざーーーー。です。
お水が入っているらしく、流れるようにきらめきます。

きれい・・・。とサンプルを手に取りましたが、よく見るとサンプルの中に気泡が。
あれ…これ、会期中に入っちゃったのかな?
3か月間開催していたので、水分が飛んでしまったのだと思われます。
スノードームの気泡と同じ、ちょっとした“残念感”があり、我に返って購入は断念しました。
プレゼントなので、ショッパーも購入。
ショッパー¥250も買いました。
しっかりした紙で、強そうです。

そもそも今回「クリムトアライブ」に行ったのは、母がクリムト大好きだから。
母はウィーンで本物を見てきて以来、クリムト大好きおばあさんです。
そういえばアライブ展も、年配の女性が多かった印象が。おばさんはクリムト好きなんでしょうかね。
私もおばさんだけど。

ちょうど母の誕生日だったので、Tシャツを購入。老人ゴルフ(グランドゴルフ)に着て行ってください。
母いわく「着るのは恥ずかしい」
母は喜んでくれましたが、「着るの恥ずかしい」とのことでした。なんで?

裸はさすがにありませんが、「接吻」と、ユディトIの半開きの唇がちょっとアダルトでしたかね・・・?
実家は文化的な施設もイベントも皆無の場所なので、母住んでいるエリアにクリムトの名前を知っている人はおそらくいません。
何も知らない人々の目には、このTシャツは奇妙にうつることでしょう。
小さいグッズも充実
子どもが欲しがったので購入した飴など、お土産向きなアイテムも揃っていました。

- 金箔入りの飴:金箔入りで、キラキラしています。巾着つき。
- ゴッホのステッカー:おそらく前回「ゴッホアライブ」の在庫? でもかわいい。
- ショッパー(紙袋):友人にちょっとしたプレゼントを渡すとき用に購入。母にも贈りました。
ペンダントトップや、クリムトさんのマスコット人形などもかわいいです。

自分に買いたいものは特になかったので、
ゴッホのステッカーを買いました。
クリムトアライブなのに、なぜゴッホ。
ゴッホアライブの在庫かな?
この線画のゴッホさんと「星月夜」が好きなので
切り抜いてスマホのケースに入れました。
「星月夜」は子どものお気に入りです。
ゲーム(あつ森)の中でいつも見ていました。
座って休みたい。飲食フロアーへ。
それにしてもスクリーンを見る展示なのに座席が少ないので、へとへとに疲れて下の階におりました。
とりあえず座りたい。
ちなみにまだ昼だし、私も子どももふだん運動しているので普通に体力はあるほうですが、なんでしょうか、この疲労感。
まぶしいものを見続けたからかもしれません。脳が消耗した。

なんだかこれでもかってぐらいコラボ企画があります。
お金使ってね。よろしく。という企画者の意図が伝わってきます。
座れないけど、だしを飲んでみる
私も子どもも出汁大好きなので、降りて正面にあった「にんべん」さんのだしスタンド(?)へ。
だしがテイクアウトで飲めるって、新しいですね。


ここでもステッカーをもらえました。
だしは金粉入りで、なんだか元気が出そうです。
このお出汁(だし)は、味がついていないのでお好みで調味してくださいとのこと。
ちょっとお塩を入れると疲れた体にしみわたる。
空腹だったので、かつおまん(鰹節の肉まん)も食べました。うまい。
「Au(金)って安定してるから、食べられるし、化粧品にもパックも売ってるね」と話しながら金の汁を飲む親子・・・。
ちょうど「イオン化傾向」が先日の子どものテスト範囲に入ってたのでタイムリーでした。
私のときは高校化学だったのに…。今の中学生は昔より勉強難しいような。って話がそれました。
金箔ドームとじゃらじゃらネックレス
金沢の金箔アイテムを扱うお店もあり、店員さんに「ぜひどうぞ!」とほぼ強引に案内され、金箔ドームに入ることに。
金閣寺と同じ金箔を使っているそうで、たしかに豪華。
きらびやかなのに落ち着きもあって、上品な輝きです。

「お写真もどうぞ!」と店員さんがスマホを受け取り、気づけば連写で8枚ぐらい撮ってくれてました。
ふだん、自分たちは写真に写りたくない親子なので、たまにはいいかも。貴重なショットになりました。

こちらもクリムトの世界感。
もうゴールドならなんでもクリムトにリンクさせてません?という映え企画。
私がクリムトのショッパーを持っていたからか、ぐいぐい来る店員さん。
でも決して商品を売りつけることはなく(まあ、お高いのでね・・・)、めずらしいものを見られて楽しめました。

こちらも店員さんにごり押しされて、ロングネックレスを試着。(子どもが。)
たしかに、じゃらじゃら連ねたデザインクリムトの世界。

ユニク⚪︎の服にまったく合っていなくて、なんかごめんなさいね・・・。って感じです。
ゴールドにもいろんな種類の色味があるとのことで、こんなシルバー寄りの色もきれいですね。
コラボメニューを食べることにしました。
お昼もすぎてすっかり腹ペコです。お出汁も立ち飲みだったので、もうむり、座りたい。
この企画にお金を落とすのが無駄使いな気もしますが、どうせお昼食べるし、カレー食べたいし。
@ Kitchen NIHONBASHI へ。
お店、探しやすい名前にして欲しい・・。
黄金のラッシーと花のカレーで締めくくり
クリムトコラボの「ゴールデンラッシー」。
マンゴーラッシーでクリムトの黄金世界を再現しています。

食事の前ですが、とにかく座って休みたかったので、食べ物がくる前にごくごく。
オーダーはスマホ注文です。コラボメニュー以外ではバインミーやフォーがありました。
ベトナム料理店?アジア全般?

食事より先に甘いものが来ました。
カヌレもコラボ?どのへんがクリムト?
自然っぽい雰囲気とか、木の切り株みたいな造形だからでしょうか?
アートとの関連は謎ですが、おいしいからOK。
カヌレのねちっとした食感がそこまで好きではないのですが、なんで流行ったの?おしゃれ?
これも「映える」ってことなんでしょうか。もう、映え、疲れた・・・。
カヌレは食後に食べましたが、クリームをつけて食べたら美味しかったです。
味わいは上品で、コーヒーにもよく合う。紅茶にも合いそうです。
これは美しい。お花を散らしたようなカレー
サフランライスかな?黄色いごはんに、黄色いお花と紫玉ねぎの色どりがきれいなカレー。
カレーもゴールドの食べ物なので、ほんとにゴールド感のあるきれいなカレーです。

このカレー、スパイスが効いていておいしい!
そこまで辛くなく、鶏肉もほぐれてバラバラになるまで煮込んであって、刺激が少なく薬膳という感じです。
これは毎日食べたい。おいしいです。
2人でシェアしたので、ライスはほとんど子どもに食べられてしまいました。
あんたさっき鰹節まん食ってたやん・・・。
見た目だけでなく、味にもきちんと“黄金の余韻”。美味しいカレーでした!
まとめ:展示よりもグッズ&カフェが主役だったのかもしれない。
「クリムトアライブ」は展示内容について賛否ありますが、グッズとコラボメニューの完成度は本当に高いと感じました。
- クッキー缶は売り切れでも、手元にあるだけで満足できるデザイン
- ラメ入りミラーや金箔飴など、“黄金の世界”を日常に持ち帰れるアイテム
- コラボカレーやゴールデンラッシーなど、味でも楽しめる体験
- 金沢の工芸品を扱うお店は、能登の支援にも貢献できる。店員さんも親切。
金箔の挟み紙から始まった「あぶら取り紙」も有名なので、能登の支援に購入するのもよいですね。
って、もはやクリムト関係ない。
アライブ展はつっこみどころ満載でしたが、そういいつつ、グッズと食べ物をなんだかんだで満喫した日になりました。
贅沢したのでまたしばらく節約しなくては。

