【収益公開】ランサーズで副業した12年。続けるモチベは「やらなければゼロ」。

ランサーズで副業した12年。モチベは「やらなければゼロ」
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私は2013年にランサーズに登録し、2025年の今、ほぼ引退しました。

12年間で実際に稼いだ金額は6,772,702円。
シングルマザーとして、仕事と子育ての合間に積み上げたリアルな副業記録です。

目次

ランサーズを始めた理由。養育費ゼロからのスタート

私はシングルマザーです。
子どもを産んだ2010年当時、養育費の相場は月5万円ほどと言われていました。
しかし。わが家は養育費ゼロです。生活は私1人の稼ぎにかかっています。(2人暮らしだけど。)

「じゃあ、その5万円を自分で稼ごう。」
そう思って始めたのがランサーズです。
いわゆる「家計を助けるためのちょっとした副業」ではなく、生活を支えるための必死の副業でした。
死活問題。

登録は2013年。目標は「月5万円」

2013年にランサーズに登録。
当初の目標は、養育費の代わりに月5万円を安定して稼ぐこと。

最初はプロフィールの書き方もわからず、提案しても採用されず。
それでも「やらなければゼロ」と自分に言い聞かせて、こつこつ続けました。
仕事が取れない日も、必ずパソコンを開く。
寝る時間を削った日もたくさんありました。

子育て・会社・副業の生活

私はフルタイムで会社に勤めながら、夜と休日に副業をしています。

「休日」の概念が変わる

仕事から帰宅、保育園にお迎え → 子どもに夕飯を食べさせ → 風呂に入れ → 寝かしつけ。
洗濯機をまわして、パソコンの前に座ると22時を過ぎています。

そこから1時間でも30分でも仕事。
土日も祭日も作業。

納期がせまり、睡眠を削る日もありました。
副業を始めてから、「土日・祝祭日に休む」という感覚が消えました。


12年間の総収入を公開します。

12年間(2025年時点)での総収入は6,772,702円
これは、

ランサーズの手数料+銀行振込手数料をすべて差し引いた、実際の手取り額です。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
2024 0 10,356 0 7,372 0 2,461 1,911 0 40,610 49,948 2,646 10,298 125,602
2023 99,890 0 252,890 0 0 27,445 0 82,555 0 0 6,869 0 469,649
2022 10,604 243,483 174,669 0 6,007 153,780 0 88,890 87,890 0 87,890 0 853,213
2021 0 0 21,089 158,290 236,730 79,561 164,890 188,980 0 88,890 65,890 1,004,320
2020 0 0 312,690 109,890 47,018 109,890 295,812 46,354 274,780 0 1,196,434
2019 183,500 37,700 59,200 0 0 0 43,100 46,712 0 68,402 183,390 0 622,004
2018 0 0 0 79,820 0 0 89,540 0 0 0 138,040 56,060 363,460
2017 0 0 161,576 0 0 53,900 0 0 43,100 0 10,700 269,276
2016 107,900 32,422 0 66,042 0 18,302 129,975 66,181 12,910 26,819 16,161 23,011 499,723
2015 3,140 90,350 132,856 98,720 72,476 78,524 0 0 42,560 0 45,431 125,350 689,407
2014 0 0 0 0 9,500 172,835 74,680 73,500 113,999 37,840 39,900 74,360 596,614
2013 0 0 0 0 0 0 0 0 59,500 23,500 0 0 83,000
6,772,702

年間にすると多い年で100万円前後。
0円の月もありましたが、確実に「やればお金になる」世界であるとはいえます。

コロナ中(2020年)が最盛期

私の場合は、2020年のコロナ禍の頃が一番案件がありました。
リモート需要が増えたのか。月10万円を超えることもありました。

けれど、2023年ごろから徐々に案件が減少。
提案しても選ばれないことが増え、「あれ、前ほど選ばれないな」と感じ始めたのがこの頃です。

子どもの部活や習い事のサポートが増え、子どもも寝る時間が遅くなったのも副業に使う時間が減った一因です。

「やらなければゼロ」。それが支え

安い案件に心が折れそうなときも、
「やらなければゼロ。完成すれば2万円」と言い聞かせて続けました。

プロジェクト形式のみ受注し、コンペには不参加。
コンペは「やってもゼロ」になることがあるからです。
確実にお金が入る案件だけを選んで積み上げていきました。

実績の数字が増えていくと、「このコンペに参加しませんか」というオファーが来るようになりますが、「コンペには応募していません」とはっきり断っていました。

辛かったこと①:未払い・キャンセル

長く続けていると、トラブルもあります。
納品直前にキャンセルされて、お金が払われないことが3回ほどありました。

ランサーズの運営は「当人同士で解決してください」というスタンスで、仲裁に入ってくれることはありません。
泣き寝入りするしかない案件も、正直ありました。
時間をかけるだけ無駄なので、損切りして次に取り掛かるほうが稼ぎに直結します。

受注件数100件超のうちの3件なので、これは少ないほうなのでしょうか?
割と最近(今年に入ってから)も1件あったので、それが「もう辞めどきかな」と思うきっかけになりました。

辛かったこと②:「訴えてやる!」と言われた日

一度だけ、モンスタークライアントにあたりました。
「言ったとおりじゃない、訴えてやる!」とメッセージが届き、怖くて震えました。

だいたい訴訟の方法も知らないしお金もない人に限って「訴える」とか吠えるもの。

何言ってんのかなこの人・・・

とは思いましたし、そのクライアントはすぐブロックしましたが、言いがかりをつけられるのは不快です。
幸いその後に連絡が来ることはなく、その人はランサーズの登録から消えていました。

けれど、その経験で気づいたのは、自分を守ってくれる人はいないという現実です。

運営に報告しても、「当人同士で解決を」と言われるだけ。
こき使われても、すべて自己責任です。

上司が出てきてくれるホワイトな会社は、それなりに居心地がいい。

そう思いました。

そりゃ会社だって、社員の人生に責任をとってくれることはありません。
個人をそこまで守れませんが、「カスハラ対策」などはあるので、頭のおかしい人に噛みつかれそうになったら振り払ってくれるぐらいの安全な場所があります。

個人で働くって、しんどいなあ・・と思いました。

辞めた理由:案件が取れない・単価の壁・心の疲労

辞めた理由をまとめると、次の3つです。

  • 案件が取れなくなった
  • 低単価の案件をもうやりたくなくなった
  • 納期や修正依頼に追われるストレス

はじめは1万円の案件でも嬉しかったのですが、
時給換算で3,000円を切るような案件では、心が持たなくなりました。

欲が出たというより、「疲労に見合う対価が欲しい」と感じるようになったのです。
「どんなに安くても、なんでもやります!」という下積みの時期を脱したのかもしれません。

クライアントワークの限界

どれだけ実績を積んでも、クライアントワークは「納期に追われる仕事」。
「あと1日で修正お願いします」「ここを追加で」といった依頼が重なり、タスクに追われる日々。

自分も加齢していることもあり、このやり方では長く持たない・・・と思うようになりました。

自分発信へのシフトと、静かに節約して暮らす

今は少しずつ、ブログ・note・動画制作と、「知り合いから小さい案件を受注する」方向にシフトしています。
正直、副業収入はほぼゼロになりましたが、「クライアントからの急な無茶ぶりにこき使われる仕事」からは解放されました。

会社は超ホワイトで人間関係にも恵まれているので、
「本業をおろそかにせず、自分のペースでできることを少しずつ育てたい」と思っています。

無理して仕事詰め込むより、月に5万円節約するほうが楽かも

クラウソドーシングの仕事になんとか喰らいつきながらも、会社の評価制度で少しずつ年収も上がったこともあり、「疲弊して睡眠不足で月に5万円稼ぐより、毎月こつこつ5万円節約するほうが自分には合っている」と気づきました。

これからもランサーズは稼げる?

これだけは言えます。

ランサーズは「稼げない」わけではありません。
根気よく積み重ねればそれなりに収益を得ることはできます。

「やらなければゼロ。」
この言葉を自分に言い聞かせられる人なら、確実にお金は入ります。

そして、私のように辞めていく人も多いので、今から始めても決して遅くはありません。

ランサーズで得たもの

もちろんランサーズ(クラウドワークスも。)で得られたことは、お金のほかにもありました。

  • 好きなお店のサイト作りをお手伝いさせてもらえた。
    →お金をいただいて、構築も任せてもらって、楽しい経験でした。
  • クライアント様から感謝された。
    →やはり「ありがとうございました」と感謝してもらえるのは嬉しいことでした。
  • メンタルが強くなった
    →未払いやクレームなどのトラブルに合っても対処できる力がつきました。
  • 本業のスキルも上がった
    →会社の仕事に通じる作業をしていたので、コーディングや提案の技術が上がりました。

メリットとデメリットを比べたら、メリットのほうが格段に多かったといえます。

クラウドソーシング「ランサーズ」

まとめ:ランサーズは「頑張り続ける」ことで結果は出る

ランサーズの収益は、生活の助けになり自分の成長にもつながりました。

  • 登録:2013年
  • 総収入:6,772,702円(手取り)
  • 最高年収:約100万円
  • 案件ゼロの月も多数
  • 未払い・クレーム・疲労経験あり
  • ほぼ辞めた理由:単価・案件減少・心の限界

「副業で月5万円稼ぐんだ」という当初の目標はどうにかしばらく達成することができました。
本当は、「副業を本業に」「会社を辞める」でしたが、現実はそう甘くありませんでした。
私の場合は、食べられる収入にはほど遠い金額で限界をむかえました。

それでも、やらなければゼロ。やれば少しは入る。
この積み重ねで得た経験は、今の私の財産です。

これから始める方は、どうか焦らず、自分のペースで頑張ってください。

クラウドソーシング「ランサーズ」
ランサーズで副業した12年。モチベは「やらなければゼロ」

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