選択的シングルマザー 心の準備編【1】姉の意見

心の準備
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妊娠を最初に報告したのは姉でした。
姉は教育関係の仕事をしていて、性格も静かで優しい人です。
そんな姉から当時もらった意見を振り返ります。

妊娠16周目ぐらいでした。

目次

選択的シングルマザー 心の準備編【1】姉の意見

姉から見たシングルマザー

姉の話は、おそらくほとんどが離婚家庭の例だと思いますが、子供のいる家庭については専門分野です。

「仕事柄、いろんな母子家庭とのお付き合いがあります。
DV、浮気、逮捕された、世の中にはいろんなあほな男がいますね。

Aさんはお婿さんでしたが、浮気をして追い出されました。家にはたまにフラッと帰ってきていたけどね。
まあ、このAさんのいいところは、息子が大学を出るまできちんきちんとお金を家にいれていた、ということです。(中略)

でも、慰謝料の頃には、リストラされて払えなくなったし
A妻さんは「あんな人と連絡とりたくないから慰謝料いらない。私は、息子たちの世話になる。」と言っていました。
わたしは(いや、慰謝料もらってよ。)とおもってたけど。」

母子家庭はどんな感じか

10年前の、岩手在住の、姉から見た当時の母子家庭について。ふむふむー。と思いました。

「で、話それたけど、母子家庭の子供たちは、どうかっていう話。
割と、頑張り屋のお母さんは多いなあ。あと、一生懸命仕事見つけて働いてるし。
たまに、水商売でかせいでいるお母さんがいるけど、そういう人は
朝起きられないから、子供の学校の支度とか朝ご飯とかは作ってない人が多い。

あと、集金遅れるなあ。自分で子供を育てると決意したお母さんたちだから一生懸命だし、払う意思もあるのに、泣く泣く滞納の人は多いな。
ねーこちゃん、今の会社続けられるといいね。

実家を頼れる人

「そして、やっぱり実家のじじばばに助けてもらっている人が、岩手ではとても多いよ。
同居とか近くに住むとか
お母さんが頑張って働く分、夕飯作って食べさせたり、保育園のお迎えにいったり。
だけど、これは、母子家庭に限らないか。」

子供の気持ち

「差別はそんなにないだろうけど、子供自身が「私のお父さん、何で一緒にくらせないんだろう。」とかは思うっけ。
そこをどう支えていくかだね。
お母さんが一生懸命だと、子供もお母さんと一緒にがんばります。
お母さん一人では何ともならないことはやっぱり多く、子供も独りを我慢したりしてますね。」

これはまさに、ぴのこと暮らして日々感じていることです。
我が家の場合は、パパはいなくなったのではなく最初からいないので、「寂しい」みたいな気持ちは二人ともないのですが、「家がやたら静か」「メンバー少ない」「小さい時から他人に預けられている」というのはあります。
うちは父ちゃんいない家。というのは、なんで?と聞かれる前に、保育園の頃からぴのことは話していますが、父ちゃんは要らないのではなく、「おかあ(私)が結婚が苦手だったから」ということを伝えています。

私にとっては合わない相手でも、DNA山田(仮名)は、ぴのこにとってはアイデンティティを成すもの。
隠したりせず私の思うことはなんでも話してはいますが、ぴのこよりも、ぴのこの友達が「なんでパパいないのー」とダイレクトに聞いてくるので、ぴのこが受け止めて、ぴのこの気持ちを私が受け止めて、という繰り返し。

でもそんなの言ったら両親揃ってる家庭だって何かしらあるしなー。と思うので大変だと思ったことはないのですが、「母子で頑張る」というのはこの時姉にいわれた通りだなと感じています。

里帰り育児はおすすめされませんでした

「人を頼らないと大変」とは思っても、プチ毒親傾向がちょっとある母との同居は姉もすすめませんでした。

「子育ては、20年続くからねえ。
ハハの助けがあった方がいいだろうと思うけど、私も一緒にくらしてみて、いいことも悪いこともあったので…。
心理的負担はあるからなあ

それから、産後一カ月は、母体を休めた方がいいので
実家で洗濯とか食事とか世話になることが多い
もし、ねーこちゃんが実家にいくのでなければ、
出産前後の世話をしてくれるNPOとかなんかを探した方いいかもね。
高齢者の世話をするグループはあるけど、妊婦介護団体なんてあるんだろうか
東京ならあるか。
何にもしてあげられないのに、心配だけしています。」

参考になりました。

結婚をしない出産のため、私の場合は詳しい事情を誰にも話すこともなく、妊娠初期は本当に1人で過ごしたのですが、姉に話してから心はとても軽くなりました。
選択的シングルマザー 妊娠を報告しました~家族編~

住まいも近くはない姉が「何もしてあげられない」とは言っても、「どうしようか」ということを真剣に考えてくれるだけで私は十分ありがたかったです。

何より「おめでとう」と言ってもらえたことで救われたのと、頑張ろうという気持ちがより強くなりました。
1人で考えずに、建設的に話せる人に相談すると前進できるなあと思いました。

まとめ

できることから進める

悩んだりぼんやりしている間にも、お腹の中ではヒトが出来上がってきます

動けるうちに

  • 産院探し
  • 役所の手続き
    →保育園の書類、出生届けの方法チェックなど
  • 入院の準備
  • 産褥期のヘルパーさんの手配

など、することは盛りだくさん。

しかも未経験のことばかり。

仕事も普通にありますし、通院もします。
私は認知と養育費について知るために弁護士相談と家庭裁判所にも行きました。

悩まない方法は多忙だという通り、本当に悩む暇もありません。

シングル出産に限ったことではないと思いますが、
ToDoリストを作ると気休めになります
人生なんでも予定通りにはならないのですが、やることを頭に入れておくのは自分の気持ちの整理になりました。

その後、救急搬送の早産になったので、ToDoリストの後半はまったく何もできませんでしたが・・・。

前進しました。

最初から前しか見てないのですが、人の意見を聞くことで自分では気づかなかった発見がありました。

姉の意見を参考に、さっそく産褥期に家事を頼めるサービスを探しました
当時はネットや電話帳で探しても驚くほどサービスはなかったのですが、私の場合は「まあスーパー近いし、最悪友達に買い物お願いして、家で寝ててもいいや」ぐらいに考えました。

この10年間で家事代行サービスが世の中に増えたので、今ならキッズラインにお願いすると思います。

産褥期じゃないけど多分そろそろ更年期だし、今家事代行頼んでもいいんだよなあ…
利用してみようかな…

準備編は続きます。

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