令和2年分から、「ひとり親控除」という新しい控除制度ができました。
ちょっと聞いたことがあった気がしたのですが、よくわからず、年末調整を出してしまった後だったので、自分で確定申告をしました。
非婚(未婚)ひとり親にも「ひとり親控除」が適用されます。ネットで確定申告する方法
「寡婦(かふ)控除」を適用しないのは、未婚者への罰?
「寡婦控除」という、ひとり親の所得から金額を差し引いて、税金を安くしてくれる制度がありますが、この「寡婦控除」は、非婚(未婚)の人には適用されません。
私は結婚をしたことがないので、ひとり親だけど税金の優遇は子供の扶養控除だけでした。
「離婚でも死別でも、1度でも結婚したことがあれば寡婦控除が適用される。結婚したことのないひとり親には適用しない」という制度が、「結婚しなかったことへの罰みたい」「ひとり親の負担は変わらないのに、不公平」といわれていました。
2020年に「ひとり親控除」が新しくできました。
まあそういうルールならしょうがないよなーぐらいにしか私は思ってなかったのですが、「制度を公平にして!」というネットの署名活動を見かけたので私も署名したことがあります。1年か、2年前くらい。
2020年に法が改正されて、新しく「ひとり親控除」ができたそうです。
ありがとう、活動してくれた人。
年末調整もう出しちゃった、どうしよう
「ひとり親控除」が自分にも適用されるのかー!と知ったのは、年末年始の休暇中でした。
もう年末調整終わっちゃったよ・・・。
年明けに会社の経理の方に聞いたら「会社の年末調整はもう修正できないんですけど、ご自身で確定申告をすれば
還付が受けられるはずなので、やったほうがいいです!」ということだったので、
と心に決めました。
税務署行かなくても大丈夫
しかしサラリーマン生活しかしたことのない私。確定申告なんてなんのことやらさっぱりわかんないよ・・・!
とぼやいてたら、「国税庁のホームページから手続きできると思う」と姉が教えてくれました。
ありがとう、姉。
「国税庁 確定申告書等作成コーナー」へGO!!
国税庁のページを読んでみると、ネットで手続きができるようです。
昨年、新型コロナ給付金10万円の申請にカードリーダーを購入したので、
と、ちょっとうれしくなりました。
ネットでお金がもらえる(戻る)とか、大好きだ。
Mac用に私が購入したカードリーダーは、これです。
PCにつないで、マイナンバーカードのICチップ面を上にして、さしこみます。
MacではSafariで「確定申告」のページを見てください。
右上の「国税庁 確定申告書等作成コーナー」ボタンを押して進み、画面の「作成開始」ボタンを押します。
作成方法が選べます。私は「e-Taxで提出 マイナンバー カード方式」にしました。
ブラウザに拡張機能を追加するところだけわかりにくかった
説明書に従って必要なアプリをダウンロードし、ブラウザ(MacではSafari)に拡張機能を追加します。
注意するのは、「普通のアプリみたいに、ダウンロード→解凍→インストールだけではない」という点です。
このあたりがファ??動かん・・・!ってなるのですが、丁寧に解説されていますので、めんどくさがらずに順番に進んでください!!
源泉徴収票の通りに数字を入れていくだけ
「所得税及び復興特別所得税」で申告します。
会社からもらった年末調整の紙を見ながら、数字を入力していきます。
紙と同じ名前で入力欄が出てくるので、「そのまんま」写していく作業です。難しくは、ありません。
数字に間違いがないようによく見直しましょう!
数字を入れ終わったら、その後に控除の画面
源泉徴収票の内容の写しが終わったら、その後で「控除」の画面が出てくるので、
そこで「ひとり親控除」→「入力」ボタンでひとり親であることを入力します。
手続き完了。還付金額もすぐにわかります。
入力が終わると、還付される金額も最後に表示されます。
私の場合は、35,726円が戻ってくるようです。(∩´ω`)∩ワーイ
手続きのはじめに登録した、自分の口座に振り込まれるようです。
口座はゆうちょ、ゆうちょ以外の銀行口座が選べます。
トータル1時間ぐらいの作業で終わりました。
アプリのインストールや環境設定のほうが少々面倒でしたが、
ぜんぶで1時間ほどで完了したので、
それで還付が受けられるならいい仕事ですね!!
まとめ
控除を受けて、節税しましょう
せっかくの制度ですから、申請して、控除をうけましょう。
日本では、税金でも、助成金でも、なにかと手続きは自己申告制です。
知らなければ受けられない。自分で手続きをしないと税金は取られ放題。
ネットで確定申告ができるって、便利。
私の場合は会社で年末調整が終わっていたので、チェックし忘れた「ひとり親控除」だけの追加でしたが、
ふるさと納税や、副業の青色申告なども今後やっていこうと思いました。