シングルマザーも安産祈願に行きます。
水天宮の御戌さまに、祈願に行きました。
安産祈願。水天宮に行きました
なぜ行くのか
妊娠5か月目の『戌の日』に、祈願をして腹帯(はらおび)をすると、安産になる。
というお祝いというか習慣があるのです、日本に。
安産祈願とは、その通り、無事に産めますように。と神様に祈願するお詣りです。
せっかくの妊婦期間、日本の風習も経験しておきたいなと思いました。
高齢出産の一人暮らし妊婦、神だのみです。
※神さまだけではなく、現実でもヘルパーさんや産後の家事代行は探しておきましょう。
私の場合は、姉の第一子の時のお詣りについて行ってみたら楽しかったので、自分も行っておこうと思いました。
いつ行くのか
お医者には「そんなのはない」と言われた安定期ですが、妊娠中期といわれる15~20週目あたりは、外出しやすかったです。
ハイリスク産の方、体調のすぐれない方は無理せずに。
一般的には、ご夫婦でお詣りすると思うので、夫の方のお休みの日とか、おふたりの都合のいい時に予定を立てると思うのですが、
私の場合は独りもんなので、自分の都合で決めました。
1人の都合で予定を決められることは、今も気に入っています。
誰と行くのか
安産祈願はだいたい、ご夫婦で行く方が多いと思います。
おまいりの日には、お母様や、お子さんと行っている方も見かけました。
選択的シングルマザー、夫はいません。母も近くには、いない。というか、まだ妊娠を話してない。(!)
いいいよ、ひとりで行く。
最初でこそ、安産祈願や入園や、保育園の行事に参加できる家族が私1人だけ。というのを少し寂しく感じたことも正直ありましたが、1年以内に慣れました。
安産祈願とお宮参りの頃は、さすがにひとりという人は見かけなかった気がしますが、
まあ、周りなんか別に見なければ気になりませんし、周りの人も私のことなんて見ちゃいません。
都合が合えば、お詣りに興味のあるお友達と一緒に行っても良いかもしれません。
私も最初は友達と行こうと思っていましたが、夕方から別の用事も入れたかったのでお気軽お1人参拝になりました。
「今回は気軽に」とその時は思っていましたが、結局おまいりは最初で最後になりました。
日取りについては、安産祈願は戌の日だというので、カレンダーで「戌の日」を調べました。
戌の日っていつよ
戌の日。というのは12日ごとにあるそうですが(干支が12支だから)土日にうまく重なってくれる日はそうそうないんですね・・・
この時、ちょうど私は妊娠5か月目で、最初の戌の日がみごとに土曜日だったので、キタ━(゚∀゚)━!という感じで決めました。
今思うと妊娠は怖いので、あまり混むなら無理して並んだりお詣りしなくてもいいと思いますが…
→妊婦さんは病人です
たまたま行ける日が合えば良いですが、混雑する戌の日をあえて避けても良いと思います。
縁起もいいけど、体調が第一。
水天宮駅へ
予定は計画し、メトロで向かいました。
半蔵門線のはじっこです。
ふだんまったく行かない駅なので、完全に観光気分です。
水天宮は、日本橋・人形町の都会の中にある神社です。
後方に見えるのはロイヤルパークホテル。
このお詣りに行った日の少し前に、先輩の結婚パーティーで行ったばかりでした。
私がおまいりした後に3年ほどの!工事を経て、今は新しくなっています。↓2019.11.3.撮影&更新
混んでいます。入場規制も!
戌の日はとても混雑するとは聞いていましたが、土曜日にしたことを後悔しました。
駅を降りてびっくり。地下鉄の出口から、水天宮入り口まで、なんと大行列です。
『ただいまの時間入場規制をしております』・・・!!
朝は8時から入れるので、早起きするんだった・・・と後悔しながらも、
土曜日なんてぐったり疲れてて起きられません。(今もそうです)そうじゃなくても妊婦は眠いです。
町の角まで、水天宮の敷地を囲んでぐるっと外まで長蛇の列です。これ全員妊婦さんなんですよね・・・。
保育園の時、「日本は本当に少子化なのかね?」と言っているママさんたちがいましたが(保育園入れないから)、
いるところにはいる。産める人は産める。
だいたいこういうおまいりは家族連れなので、お母さんと娘、とかご夫婦、とかお子様連れ、で並ぶ並ぶ。
見たところ、第2子のご祈願みたいなファミリーが多かった気がします。
仕方がないのでひたすら時間をつぶしました
こんな暑い日に外で並んで倒れたら困るし、妊婦、シミになるし。ということで
まずは水天宮のまわりをぐるっと1周、散歩です。
後方に駐車場があるようです。もちろんこの日は満車で車も渋滞していました。
町を歩いてる人の中にも行列を見て、『こんな日に妊婦さんかわいそうだね』て
言ってる人がいました。ほんとにその通りです。
みなさん当時の私と同じ、5か月目ぐらいなら体調は落ち着いていたのかもしれませんが、
どうぞご無理なさらずに…。
妊娠後期で死にかけた私は、今では妊婦さんの生活、行動がいちいち心配です。
お詣りも、暑い日や天候の悪い日はやめましょう。
自分に甘い私はすぐどこかお店を探しました。というより実際歩いていたら早くも疲れました。
土曜の昼なんてまだ、1週間の疲れが抜けない、働く妊婦。
発見したジョナサンも結局いっぱいで、仕方なくマックへ。
混雑が引くまでマックで時間をつぶす事、なんと2時間。
夕方からヨガに行こうと思ってた予定をあっさりキャンセルし、うたた寝しました。
歩いて運動になったから、もういいや・・・。
開門は17時までです
16時頃ぼちぼち向かうと行列はもうなく、あっさり入れました。あの人々はどこへやら。
行くならもう、朝の開門すぐ(8時)か、閉門まぎわ(16時)がおすすめです。
参拝します
遅めの入場で時間があまりないので、由来はさっと読み流して、急ぎます。
水天宮といえば、お戌(いぬ)さま。
お水で手と口を清めて門をくぐり、お戌さまの像へ。
お戌(いぬ)さまを先に撫で撫でしました。みんなに撫でられて、頭と鼻先がピッカピカになっている御戌さま。かわいいです。
このお戌さまの頭をナデナデするのが水天宮の醍醐味ですから。
わたしの戌の日は今日このためにあったのだよ。よしよし。
このお戌さま親子の、優しいお顔が大好きです。
個人的には、猫も多産でけっこう安産で子だくさんだから、お猫さまでもいいな~なんて思いますが、昔からの風習なのでしょうがありません。
「いぬ」より「ねこ」のほうが縁起よさそうなのにな…
この戌たちのまわりに、時計の文字盤のようにぐるっと干支の字が書いてあるので、
自分の干支のところをまず触ってから、戌の頭を撫でで安産のお願いをするそうで。
みんな自分の干支を探して、お戌のまわりをぐるぐる回ります。
鳥居の下で記念撮影してるご家族もたくさんいました。
お戌のほかにもカッパさんもいます。カッパてつまり・・・あれですよね・・・
子供の霊・・・
日本の伝統行事にはかわいそうな歴史はつきもの。
戌の日も、「5ヶ月まで流産しなかった!」ていうお祝いでもあるのかもしれません。
その後、参拝へ。まだけっこう並んでいます。
中でのご祈祷まではお願いせず、さらっとお詣りだけしました。
二礼・ニ拍手・一礼。
鈴も鳴らして 元気なお子が産まれますように~…。
並んでいるのでさっさと退散したら、お隣のお守り売り場へ行ってみます。
絶対買わなきゃってものでもありませんが、こういうとこに来るとなんか、お守りやおみくじが欲しくなりませんか?私はなります。
ご祈祷済みの腹帯
腹帯(はらおび)を買って記念撮影してるご夫婦も多かったです。
一応、入院時に必要なものに「さらし」とか書いてありますが、腹帯はさらしとは違うんでしょうか。
今は腹帯をぐるぐる巻くかわりに妊婦ガードルや、おぱんつ+ベルトなどを使う人が増えていて、
私もサポーター着用だろうなと思っていたので、腹帯は買わず、小布(こぎれ)+お守り にしました。
ちゃんと紙に名前を書いて交換するので、まとめてご祈祷してくれているそうです。ありがたい。
外でもおみくじ
水天宮の門前でも、おみくじのかわりに姓名運勢などが売ってます。
たまたまこの日は100円玉を持っていなくて買えなかったのですが、気になります。
購入品はこちら
こぎれ御守
白い封筒に入っています。封筒の裏面には腹帯の巻き方、このお守りの場合は腹帯の代わりの使い方、付け方が書いてあります。
中身はこんなかんじです。
参拝した妊婦さんが神社の鈴の紐のお下がりを腹帯にした、という由来なので、鈴の絵が描いてあります。
お守りはさっそく普段使ってるバッグにつけました。
小布(こぎれ)は ご祈祷済みで腹帯の代わりになるそうなので、
おなかサポーターや妊婦ガードルに縫い付けたり、敷きこんで仕込んでおくと赤ちゃんを守ってくれるそうです。
「腹帯を戌の日につける」ということで、代わりのこの小布を、さっそく帰宅後ハンカチにくるんでじぶんのガードルの中の、ヘソのベビ子を守るようにぺたっと仕込んでみました。トイレで落とさないように、要注意。
これともうひとつ、薄い紙に墨で文字の書かれた「護符」というのがついています。
お腹痛いときとや陣痛が始まってから、この紙を水に浮かべて飲むとご利益があるそうです。
てか陣痛が実際きてからそんなことしてるヒマあんのかって話ですが、
実際の陣痛は波があってけっこう長いといいますし、案外時間はあるのかも。病院あんまり早くいっても帰されると聞きます。
これすぐ出せるようにしといて、どうせならちゃんと飲んでみたいです。気持ちが落ち着きそう。
・・・と思っていましたが、私は後期で救急搬送されました。
搬送されたその日に、この水天宮の小布(こぎれ)を、おなかサポーターの中に入れていたので、今思うとたしかに赤子を守ってもらえました。
水天宮の神様ありがとうございます!!
水天宮、パワースポット?
お昼ごろまでなんだか疲れていて、マックでもぐったり寝てばっかりいて、
お腹のあたりもうっすらだるかったのですが、
水天宮におまいりしたらなぜかすっきりして、お腹と体調の悪さが治りました。
気分的なものかもしれませんが、やはり神社はパワースポットなのでしょうか。
まとめ
戌の日じゃなくても大丈夫
戌の日の混雑はすごかったので、妊婦さんはまず体調を第一に、無理のないスケジュールで行きましょう。
酷暑や荒天の日はくれぐれも避けてください!
なかなか楽しかったです。
別エントリーでも書きますが、水天宮という町が、マタニティーショップだらけでお散歩も楽しめます。
せっかくの妊婦期間、軽い運動もかねてお出かけするのにはちょうどいいと思います。
水天宮のかわいいお戌(いぬ)さまも、ぜひなでなでしてください。
無事産まれたらお礼まいりでお守りを返しにいくと良いそうです。
私も、ぴのこのお宮まいりはだいぶ遅くなりましたが(入院が長かったので)水天宮にまたおとずれました。
もう安産祈願はないけれど、また行きたいな〜と思うスポットです。パワーチャージにもよさそうです!
追記。お礼詣り。(2019.11.3.更新)
この記事を書いたすぐ後に、たまたま乗り換えで人形町→水天宮を通る機会があったので
久しぶりにおまいりしてきました。
戌の日と、初宮詣り以来で、今では小学生のぴのこと一緒に参拝できたのはなんだか不思議で嬉しかったです。
おまいりの時撮っていなかった、手水(ちょうず)。
龍がシルエットになってちょっとかっこよく見えます。
私は手水が大好きなのですが、こんな龍がいるとかなりテンションが上がります。
でも以前おまいりした時に撮っていなかったのは、そういえばぴのこが生まれるまで手水にそこまで興味はありませんでした。
なぜか、ぴのこが龍大好きで、見ると大喜びなので私もつられて龍さまファンになったように思います。子供の影響。
ぴのこと散歩中に神社やお寺を見つけるとお詣りするので、あちこちの手水に詳しくなってきました。どこもきれいにされていて、装飾も美しいし、手水と手水鉢、深いです。すてき。
お戌さまにも、また会えました。相変わらず、なでなでされたところが金色にピカピカしています。かわいい。
あの時お腹の中にいたぴのこと、今は一緒にお戌さまを撫でている。しみじみと、ああ、この子がいてくれて嬉しいなあ。
と思いました。
ぴのこいわく「筋肉すごいね!」という、狛犬?獅子??さん。
これ筋肉か・・・ww。たしかにすごい、胸筋というか鳩胸というか・・・
でもこの狛犬さんも、親子。子犬がいてかわいいです。
たまに子連れの狛犬のいる神社がありますが、安産のご利益があるのでしょうか。
もう片方の狛犬さんは子連れではなかったので、あっちが父ちゃんでこっちがお母さん?
とかいろいろ、ぴのこと話していたら、水天宮の公式サイトに紹介がありました。失礼しました。→水天宮 境内のご案内
外はコンクリートでがっちりと要塞のように変わっていたので、景観が悪くなった、という意見もあるようですが(ウィキペディアより)
日本はこれからも災害が増えるだろうし、免震構造にしたみたいなので、水天宮が壊れるよりはいいのかな・・・と思いました。
外の通りの街灯は、和っぽくていい感じです。夏の夕暮れどきに明かりがついたら、きれいなんだと思います。
来年また夏にでも来てみようかな。
参拝中、「写真撮ってもらえますか」とよそのご家族に頼まれました。お戌さまのところで、赤ちゃん連れのご夫婦。
お礼参りでしょうか。かわいい。大きくなってね・・・。と思いながらスマホのシャッターを押させていただきました。
門の外に出てからも1組、七五三(3歳)の女の子連れの着物すがたのご家族がスマホを持ってためらっていたので
「撮りましょうか?」といってまた押させてもらいました。
かわいいなあ七五三。ぴのこの時は水天宮は工事中だったので明治神宮まで行ったっけ・・・。
なんだかそんないろんなことを思い出して、幸せな気持ちになれたおまいりでした。
子がうまれて何年も経ったあとでもいい思い出になっていて、お戌さまと神様にお礼をいいたい気持ちになるので、
安産祈願(と、初宮詣り)、行ってよかったです。