2020年に「帰省卒業」を決めてから5年が経ちました。

この時書いた通り、もう年末年始に実家には行っていません。今年で5年目になります。
今年も行かないよ!!
私が「自分の実家に行きたくない」5つの決定的な理由
5年前に書いたことは変わっていません。おさらいします。
① 老いた親の家を、老いた子が支える限界
かつては「親孝行」と思って引き受けていた大掃除ですが、私自身も年齢を重ねました。
老いた親の家を、老いた子が掃除する。「老老年末大掃除」。
戸建ての維持管理を子供も手伝うスタイルは、今の時代、持続不可能です。アンサステナブル。
②「食ハラ(メシハラ)」の苦痛 | 昭和型「正月のごちそう」がつらい
実家特有の「昭和スタイルのごちそう」が、少食な私と子どもにとってはもはや食の暴力(ハラスメント)になっていました。
- 食べ切れない量のお刺身、お煮しめ、茶碗蒸しなどの「大晦日・正月3が日のご馳走」が無駄。
- 「せっかく作ったんだから」「残すともったいない」という無言の圧力。
- 冷めた料理を温め直して食べる不毛なサイクル。
- 「明日食べよう」と残していると、別の家族に食べられてしまう
今の時代、元日からスーパーも開いています。
食べたいものを少しだけ、おいしい状態で食べる。そんな当たり前の幸せが、実家では許されません。
文化を否定したいのではなく、押し付けられるのがつらいのです。
③ 「旅館の仲居さん状態」の強制
お膳に料理を並べ、お酒を運び、タイミングを見てお吸い物を出し……。
実家のお正月は、男性が座って飲み、女性が立ちっぱなしで働くという旧態依然とした景色が残っています。
私はシングルマザーで、父も亡くなっているので、大晦日の実家の食卓の席に男性は不在ですが、女が座ってゆっくり飲み食いすることは許されていません。
「毎日働き詰めでやっと取れた冬休み」を、なぜ無償の労働に捧げなければならないのか。
④ 物が多すぎる実家がしんどい
古い布団、壊れかけの家具、何十年も放置された価値のない家財道具。
「実家じまい」という言葉が浸透した2025年においても、変化を拒む親の家はストレスの宝庫です。
目に入るだけで脳のエネルギーを消耗し、具合が悪くなる。
これ・・・将来どうするんだろう・・・
考えるだけでしんどくて、動悸がしてきます。
だから私は、見ない=行かない選択をしました。
⑤ 精神的な消耗(嫌味と緊張感)| 実家はもう「自分のホーム」ではない
「ママ(私)の言う通りにするのね」といった子どもへの嫌味や、いつ怒り出すかわからない親の機嫌を伺う緊張感。
せっかくの休日が「忍耐と我慢のトレーニング」になってしまっていました。
「実家」と言っても、私は中学卒業までしか住んでいません。自分のものはなく、生活リズムは親仕様。
外出も不自由なので、つねに気を遣う場所です。
このほかにも理由があるのですが(寒いとか眠いとか)それは2020年の投稿の通りです。
「正月、実家に行かない」ための具体的な断り方と対策
「行かない」と決めても、角を立てたくない。
5年前のコロナを機に規制を卒業た私がとった方法は以下です
| 断り方のパターン | 具体的な伝え方 |
|---|---|
| 体調・疲労を理由にする | 「仕事が忙しく、心身ともに限界。今年は自宅でゆっくり休んで体力を回復させたい」と正直に伝える。 |
| 感染症リスクを理由にする | 「インフルエンザやウイルスが流行っている。高齢の親に万が一のことがあったら責任が取れない」と親を気遣う姿勢を見せる。 |
| 時期をずらす(分散帰省) | 「正月は混むしお金もかかるから、GWにゆっくり行くね」と代替案を出す。 |
帰省を(勝手に)卒業してから5年のあいだに母も年をとり、性格もだいぶ丸くなり、寂しがりにもなり。
私と子どもが行かないと大晦日は独りなので行ったら喜ぶことはわかっているのですが、「お互いのために」行きません。
これは優しさでもあると思っています。
ホテル泊への移行も検討
金銭的な余裕があれば、ですが。
もしどうしても会わなければならない場合は、実家には泊まらず、ホテル泊がおすすめです。
「自分のホーム」を確保することで、精神的な安全圏を作ることができます。
わたしは年末年始の帰省はやめて、昨年は5月のGWに実家に行きましたが、その前には実家とは別の県内を観光してホテルに泊まりました。実家には1泊だけ。
旅行をメインにすることで親子で楽しめました。
帰省を卒業して気づいた「本当の正月」の豊かさ
自分のホームが一番。
帰省をやめたことで、東京の自宅で過ごす年末年始は驚くほど穏やかになりました。
- 「ほっとする」という感覚: 誰に怒られることもなく、好きな時間に起き、好きなものを食べる。
- 子どもとの対等な関係: 伝統や価値観を押し付けるのではなく、二人で「自由」を享受できる。
- 本当の意味での休息: 新幹線代(6万円程度)を、最新の家電や本当に自分たちが楽しめる旅行に充てられる。
補足|「実家に行かない=親と会わない」ではありません
「帰省卒業」は「絶縁」ではない。良好な関係を保つには
実家への帰省を卒業しましたが、母と疎遠になったわけではありません。
むしろ、「お正月の実家」という呪縛から離れたことで、母とは以前より仲良く過ごせています。
盆・正月を避けて、実家以外の場所で会う。旅行。
実家で年末年始を過ごすのをやめた代わりに、
- 母と旅行に行きました(京都に2回、熱海に1回。)
- 昨年は法事のため、11月に帰省
- 今年はGWの5月に、1日だけ実家に帰省
という形で、正月以外のタイミングに、実家以外の場所で一緒に過ごしています。
この形にしてからのほうがお互いに無理がなく、気分も穏やかで、結果的に楽しく、仲良く関係を維持できています。
「お正月以外」に会うメリット
「お正月だからこうしなきゃ」という世間体やしきたりが強い時期を避けることで、お互いリラックスして純粋に会話を楽しめます。
役割や決まった型を守る行事は疲れてしまいます。
無理をしてお正月に帰り疲れてしまうくらいなら、お互いが笑顔でいられる「別の選択肢」を自分たちでデザインしていいのです。
まとめ|「自分たちのルール」で親と向き合う
年末年始に実家へ行かないことは、親を捨てることでも、逃げることでもありません。
自分と、自分の家族(私にとっては子ども)の心を守るための、前向きな決断です。
- 毎年じゃなくていい
- 正月じゃなくていい
- 実家じゃなくてもいい
母の「食ハラ」やアップデートできない価値観を変えるのは不可能ですが、母が気に入ってることを否定せず、尊重してあげたいとも思います。
「会い方を変える」ことなら、私たちにもできます。
無理をしないのが一番。
心からリラックスできる年末年始を過ごしたいですね。

