流鏑馬を見てみたい。
その一心で、やって来ました、文化の日の明治神宮。
朝からがんばって並んだ甲斐があり、1列目に座ることができました。
ここでわくわくしながら開催を待ちます。
場所取りの様子は前の記事をどうぞ。

いよいよ流鏑馬が始まる
マナーを守って鑑賞を——後から割り込むのはNG!

せっかく朝から並んで場所を取ったのに、始まってから視界にずいずい・・っと割り込んでくるじじいおじいさんがいらっしゃいました……。じゃま・・・向こうが見えない。
無料で誰でも観覧できるからこそ、マナーを守ってお互いに気持ちよく鑑賞したいものです。
観覧エリアにはお子様連れの方や外国人観光客も多く、多くの人は譲り合って静かに見守っていました。
明治神宮の例大祭、午後の神聖な時間
3時間並んで確保した最前列ですが、2列目以降なら、1時間前の12時頃から並んでも見える席を取れたと思います。
(2024年の場合です)
秋の光が西参道の木々に差し込み、場内はワイワイしています。
いよいよ流鏑馬(やぶさめ)が始まると思うと、気分が高まります。
流鏑馬のルールがわからなくても大丈夫!立派なパンフレットをもらえました
流鏑馬を見るのははじめてで、何もわからない私でしたが、並んでいたらとても立派なパンフレットをいただきました。
無料です。すごい。
馬場の説明、弓馬会の紹介、的の配置図まで丁寧に掲載されていて、これが本当に無料でいいの?
お金払いますよ・・・💦
と、思わずにはいられないすてきなカラー冊子です。(2024年)

これならルールもわかりやすくて、ためになりますね!ふむふむ。

関係者席がセンターにあります
弓馬会などの関係者のかたが開催時間に入場します。
テントがあっていいなあ。
明治神宮にはファンクラブじゃないけど、応援会費制度もあるので、神事の継承を願う人は入会するとよさそうですね。

気がつくと、観覧席にもたくさんの人が集まっていました。
開会の合図のあと、おそらく神職の方たちが入場し、射手(いて)とお馬さんも入って来ます。
装束(しょうぞく)がきれい。神事らしい厳かさが漂います。

お馬さんも装束も美しい
お馬さんが美しくて、見とれてしまいます。
朱色の飾りをつけていて装いもきれいです。
流鏑馬の射手(いて)の方たちも、着物に帽子をつけてそれぞれの色・柄が美しく、すてきです。

ただ、落馬のリスクを考えると、ヘルメットとか、もうちょっと防具をつけたほうが安全なのでは・・
と心配になってしまいますが。大丈夫なのでしょうか。
鎌倉の鶴岡八幡宮で事故があったので、気にしてしまいます。
(鎌倉の方は、その後ニュースがありませんが、お元気だといいです・・・)
まずは試走
お馬さんに乗った射手さんが、一列に並んで通ります。
そのあと、的を射ることはなく走ります。ウォーミングアップのような感じ。
それでも、このスタイルで馬に乗るヒトを見る機会じたいが珍しいので、とってもワクワクしますね!
いざ疾走!
絵巻のような美しさ
装束の色彩、馬のたてがみの揺れ、矢を放つ瞬間——どれを切り取っても絵になる美しさです。

流鏑馬は「人馬一体」といわれますが、実際に見てみると馬の走り方にも個性があり、射手もそれに合わせてリズムを変えていることがわかります。
一頭一頭の個性に合わせてタイミングをとる姿はまさに熟練の技。

わたしのiPhoneで撮った動画から切り取った画像なので、画質もアングルもお粗末ですが
実際は どっどっどっ・・・というお馬さんが地面を蹴る音と、ぱっと舞う草と土ほこり、射手さんの手際のよい動作・・・
などなど、五感に入ってくる臨場感が味わえます。

私の席からは右手奥に参の的(さんのまと)が見えました。
肉眼では矢の当たる瞬間は見えませんが、動画を止めるとこんな感じ。

走る馬の上で、射手さんが矢をセットしています。
実際は速いので、上半身がまったくブレていないのがすごい。どんな体幹よ。
三回勝負なので、全員が打ち終えると、並んでスタート地点に戻っていきます。
戻る途中で次の三本の矢を受け取っていきます。
この行列も美しいのと、そういうルールなんだ〜、なるほど〜、と楽しめます。

受け取った矢をセットしながら戻っていく射手さんと、お馬さんに光が差し込みます。
かっこよいですね。

そして騎射(きしゃ)は続く
矢が的に命中すると、「的中!」のアナウンスが流れ、とんとん!と太鼓が鳴り響きます。
瞬間に、会場には「おお〜」というどよめきと拍手が。
的がよく見えなくても、すでにお馬さんの速さと、「ピシュッ!」という矢のはなたれる音でじゅうぶん楽しめるので、場の雰囲気にのっかって「おおー!」と拍手します。たのしい。

的、小さいですよね。よく狙えるな・・・。
なんか物理で習ったと思うんですけど、走りながらポイントを狙うって、
当然、的の前で打ったのでは遅いんですよね。
的の横を通る前にすでに矢を離している。うう、難しそう。
と思って、動画をあさっていたらガチャピンが流鏑馬してるのが出て来ました💦
これ、中の人流鏑馬やってる人ですよね。被り物怖くないのかな。いろいろすごいですね。

特に印象に残ったのは、3発すべてを見事に撃ち抜いた女性射手。
的中のたびに歓声が上がり、その堂々とした姿は本当にかっこよかったです。
全員が三回終わると、神職(?)の方達もぞろぞろと並んで撤収していきます。
結果発表…ではなく、最後は挨拶とご歓談タイム
競技が終わると、射手の方々が馬場中央に整列し、丁寧なご挨拶の時間があります。
表彰式のような派手な演出はないのですが😆
神事らしい落ち着いた締めくくりで、最後まで清らかな雰囲気に包まれていました。

その後には、射手の方々とお話しできる「ご歓談タイム」がありました。
えっ、お話していいの?
馬や弓について質問したり、写真を撮ったりと、貴重な時間を過ごせるようです。
私は一人だったのでさすがに声をかけられませんでしたが、興味のある方にはおすすめです。
並ぶ時間が長かったので、今回子どもは家で寝ていました。
入場してから「よかったらおいで」と子どもに連絡したのですが、めんどくさかったようで来ず。
見せたかったなー。と思いつつ、またいつか見にくればいいか。
一般の観覧も続いていてほしいです。

帰り道、馬場の木陰で休んでいるお馬さんたちを見ながら明治神宮を後にしました。
お疲れ様、ありがとうございました。
無料でここまで楽しめる「明治神宮の流鏑馬」
無料とは思えない充実ぶりだったなー。としみじみ、帰宅してからも満足した気分でいっぱいの1日でした。
立派なパンフレット、華やかな装束、美しい馬、そして射手の凛々しさ。
どこを取っても日本の伝統美を感じられる行事です。
明治神宮の流鏑馬は、神事としての厳粛さと、観覧者への温かい配慮が両立している貴重なイベント。
流鏑馬がどこで見られるかを探している方には、都心でアクセスのよい明治神宮はおすすめですよ。
まとめ:また見たい、秋の明治神宮流鏑馬
はじめての観覧で勝手もわからず出かけましたが、終わってみれば大満足。
無料でここまで感動できる神事はなかなかありません。
文化の日の恒例行事として、また訪れたいと思います。
もし来年行く方は、順番待ちと、防寒・日差し対策をお忘れなく。
そしてなにより、マナーを守って気持ちよく鑑賞を。
神様の前で繰り広げられる流鏑馬の世界を、心から楽しんでくださいね。
待ち時間にはおりたたみチェアがあると楽ちん。
レジャーシートでもよいのですが、地面が若干冷たかったので冷え性の人には椅子がおすすめです。
場所を取れなかったかたは、後列からだと遠いので、双眼鏡があるといいですね!

