毎年11月3日の文化の日に行われる 「明治神宮 例大祭」。
流鏑馬(やぶさめ)を見るために訪れてきましたので、写真を振り返りながらまとめます。
おすすめの見どころも解説します。
明治神宮の例大祭とは?文化の日の特別行事
文化の日に行われる例大祭は、
明治天皇・昭憲皇太后をお祀りする明治神宮にとって最も重要な祭典。
明治神宮へのアクセスと、流鏑馬神事(やぶさめしんじ)については別エントリーにまとめましたのであわせてどうぞ。


“日本の美と歴史”をたっぷり体感できる大祭
広大な境内で、伝統文化の奉納、生花、演武、神楽、出展などが行われます。

明治神宮駅から橋を渡ると、鳥居のまえに野菜の宝船(たからぶね)がありました。
奉納の品なので、とても立派な野菜ですね!!食べたい。
昨今、お野菜も高いのでね・・・(庶民)
入り口までがけっこう遠い、参道
なにしろ敷地が広大なので、なかなか辿りつかない、明治神宮。
- 原宿駅・明治神宮前駅(南口側)から本殿まで徒歩約10〜12分
- 参宮橋駅から徒歩約10〜15分
どのルートから入っても、森の参道をしっかり歩くことになります。
例大祭は参拝客も多いので、時間に余裕をもって、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
レストランや売店の看板を横目に見ながら、とりあえず進みます。

園芸の奉納|植木を作れる高校生ってかっこいい
例大祭といえば、「奉納」(ほうのう)という名の作品の出展。神様にお捧げするので、気合が入っています。
園芸の中でも難しいとされる、菊の展示もたくさん出ていました。
文化祭の季節にはあちこちで見られますね。
こちらは都立園芸高校さんの作品。

造園・園芸分野の実習が本格的で有名。
高校生が丹精込めて育てた植木や苗木が並び、どれも立派。
「植木を“作れる”高校生」って、それだけでかっこいいですよね。
専門高校の強みを感じられるブースでした。
子どもの進路検討でいろいろ知ったのですが、東京都はとにかくお金があるので、専門高校の設備がすごい。
むしろ普通科(わりと校舎が古め)に行くより、専門高校のほうがいいんじゃないかってぐらいきれいなところがあります。
総合芸術高校とか、工芸高校とか。
私は地方の高校の理数科卒なので普通科ではなかったのですが、東京都には「こんな学校行きたかった」が揃っています。
東京に生まれただけでガチャ当たりだと思う。
明治天皇・昭憲皇太后をお祀りする明治神宮にとって最も重要な祭典
境内では三日間にわたり、
- 能・狂言
- 三曲
- 邦楽舞踊
- 弓道大会
- 奉納演武(えんぶ)
- 奉納生花
- 流鏑馬
- 琵琶の演奏
などが行われます。
ポスターには 三日間のスケジュール が掲載されていました。
じっくり見てまわりたい方は、事前に公式サイトで演武や展示の時間をチェックしておくのがおすすめです。

わたしも、天皇崇拝とか右側の人ってことは全然ないごく一般の庶民なのですが、日本の建物や着物が好きなのと、流鏑馬を見たくて行っています。
休日なので、お散歩がてらのお出かけにおすすめです。
奉納生花(ほうのういけばな)
流派ごとの美が楽しめる展示
参集殿では 奉納生花 の展示がずらり。
華道の各流派が作品を奉納しており、個性が際立っています。
華道は、うちのハハ(実母)がわりと長い間習っていたのでちょいちょい文化祭を見にいったことがありますが、
ぜんぜんわからない
わたし自身はちっとも詳しくないので、ただただ「おお〜」「きれい」「でかい」「枝が立派」のような感想で見ています。
でも楽しいですよ。

生けられている花瓶?壺?も美しいです。
花器(かき)、でいいのか。

こういう枝ぶりは、カットでこんなふうになるんでしょうか?
たぶん植物の形を生かして生けるんでしょうね。
流れるような形が美しいですね。(語彙力・・・

こういう感じのも好きですが、場所をとるので家には飾れないですね。(うちがせまい)

大学時代、華道を習っている友人が「池坊なんだけど地味で・・」みたいなことを言ってた気がするのですが、じゅうぶん華やかです。きれいだな。
うちの母は草月流でした。家元の勅使河原氏の展示も何度か見ましたが、すごいでっかい作品もあってアヴァンギャルドだったような。
花っていうより木じゃね?みたいな印象がありましたが
こちらはさすがに奉納生花、お茶室に飾れそうな上品な感じがただよいますね。(素人の感想です)

ちょっとウィキペディアで調べたのと、いけばなに全然詳しくない私の感想では
- 池坊(いけのぼう):凛とした直線美と静けさ
- 草月流(そうげつりゅう):自由でアート性の高い造形
- 小原流(おはらりゅう):色彩の調和と見せ方のうまさ
- そのほか現代的な作品から伝統的な型のものまで多彩
みたいな感じです。

それぞれのお花の世界観がおもしろいですね!

おうちに飾ってたらかっこいいよなー、とあこがれます。
わが家は狭くてそんなスペースない・床間(とこのま)もない・猫がいるため花瓶のお花すら飾りませんが、だからこそ憧れがつよくなる。

なにげに天井の照明の傘もかっこいいですね。
伝統のある献花の歴史
お花の展示コーナーに、過去の華道展の写真パネルがありました。

昭和5年!親も生まれていません。
写真で見た感じでは大きな作品なのかな?という印象です。カラーで見たい。

同じ日の参拝客のようす。
東京で、ここに来られるという時点で、わたしのご先祖とは違う豊かで文化的な人たちがおとずれていたのだろうなー、と想像します。
ほとんどの人が着物。おしゃれして来たんでしょうね。
うちのご先祖はこの頃北海道かどっかの田畑で芋かなんか作ってたはず。
奉納演武(ほうのうえんぶ)
各流派の違いが面白い
演舞、ではなく演武です。武道。
流鏑馬の開催される西側・馬場の向かい側の広場で開催されます。
合気道・居合など多くの古武道の流派が次々に演武を披露します。

今年は暑くて、日差しがきつかったので演じる方々もかなりまぶしかったと思います
うちの子どもが習っているのは 無外流(むがいりゅう)で、
- 声を出さない
- 血振りが小さく、動きに派手さはない
- でも「急所を確実に刺す」という実戦的な所作
みたいな特徴があるのですが、他の立派の型を見るとぜんぜん違う世界観があってそれぞれおもしろいです。

演武の出演者はどうしても おじさん・おじいさんが多め。
華やかさより“渋み”が勝つイベントですが、
「アニメに出てくる達人みたいなおじいさんいないかな?」と思いながら見るのも一興です。
七五三の季節。お祝い品も並び境内は華やか
もうすぐ七五三なので境内にはお祝いの破魔矢もならび、にぎやかです。
うちの子どもも 3歳と7歳で明治神宮にお参りしたなあ…と懐かしくなりました。
写真を撮るにも明治神宮は本当に絵になる場所です。

子どもがいてよかったことは、何年も何年も、思い出して楽しめることです。
よそのお子さんを見かけるたびに かわいいなあ・・・としみじみ思い出して何度も何度も幸せな気持ちになります。
3歳の子を見ても、7歳の子を見ても、何度も何年もずっと幸せを感じられるので、とてもお得。
子ども、よそのお子さま、ありがとう。

休憩は「杜のテラス」でどうぞ。
疲れたら カフェ「杜のテラス」 でひと休みを。
この日は混んでいたので通り過ぎただけでしたが、わたしの大好物のソフトクリームが・・・。
お濃茶と、ほうじ茶・・・!
どちらも気になります。しかも昨今の相場より、お安い。

※写真は2024年に撮影。
(2025年12月追記)2025年は100円程度値上がりしたようです。インフレしてますね・・・
アルコールの提供があるのには驚き。
飲酒して境内には戻れませんので、“帰りに立ち寄って一杯”が正しい楽しみ方のようです。

あれ、ここば東京だったかな?と一瞬、どこか旅先にいるような錯覚を覚える森の中。
空気がとても澄んでいて、心が浄化された気持ちで帰路につきました。
まとめ|伝統・文化・自然を一度に味わえる贅沢な三日間
明治神宮の例大祭は、「文化の日に日本の伝統に浸れる」貴重なイベント。
- 広大な参道を歩く特別感
- 奉納生花や演武など圧巻の奉納行事
- めでたい・かわいらしい七五三の雰囲気
- 本格的な園芸の出展
- カフェでの休憩スポット
などをどれも楽しめる、“明治神宮ならでは”の魅力が詰まった大祭です。
秋の気持ちよい空気の中、日本文化をたっぷり味わえるので、初めての方にもリピーターにもおすすめ。
年に1度なので今年はもう終わってしまいましたが、来年以降の文化の日、ぜひ足を運んでみてください。
私もまた行きたいと思います。

