私は、妊娠中にシングルマザーになることが決まりました。
すごい決意をしたわけでもないのですが、子供のDNAと別れたのでそうなりました。
養育費について、どう対応していくのがベストなのか?を、専門の方に相談したいと思いました。

弁護士さんを訪ねるってハードル高い・・・
養育費について、私1人では決断が難しかったのですが、素人の意見は主に感情論。
それより専門家のアドバイスを聞きたいと思いました。
専門家といっても、弁護士さんなんていきなり相談できるの?費用お高そうだし。
と思っていたある日。
ふと読んだ区の広報誌に、こんな見出しを見つけました。
「弁護士無料相談会」
無料!!?
無料相談会に行ってみました
どこの自治体にもあるのかはわからないのですが、法テラスなど今はメールでの簡単な相談のみなら無料のサービスもあるようです。
→弁護士 無料でぐぐる
もちろん私もネット上の相談コーナーなどはいくつか読みました。
でも、私の知りたいピンポイントになんだかヒットしていない。
「私」に対してのご意見が欲しいのです。
まずは予約
べつに楽しいイベントでもないので予定を組むのは気がすすみませんが、無料となればハードルがかなり下がります。
ありがとう、役所。
土曜日は予約制だったので、広報誌を見ながら月はじめに電話予約をしました。
予約の時点で相談の内容を聞かれることはありません。日時と場所の確認のみです。
第三者に話すメリット
ひとりで産む、というと、友人も家族も「大変!」という反応。わりと感情論に振り回されました。
今(2019年末)は少しずつ、ライフスタイルの多様性が認められてきているように感じますが、私が子を産んだ10年ほど前は、ちょうどシングルマザーという言葉が世に出回り始めたばかり。
前向きな選択と受け取る人は少なく、それはそれは叱られたり泣かれたり、心配されて大変でした。
(私のまわりだけかもしれませんが。)
大して親しくもない知人から(親しくないからこそ?)
「子供が育つ環境整えられない人間に、親になる資格なんてあるんですかね?」といわれたりもしました。
あの人は何様だったのだろう…と今なら思えるのですが、当時は「これが世間の多くの意見だろうな」とおとなしく受け止めてはみたものの、やはり落ち込みました。
ちなみにこう言った人は、ご自身に子育て経験のない方でした。
どこからの目線で話していたのでしょう・・・。
話を戻して、
私を知らない第三者で、法律や民事に詳しい方に相談すると、
- ケーススタディを持っている
- 「決め方はどうすればよいのか」と建設的に考えられる
というメリットがあると考えて、相談会には、2回行きました。
回数が必要というわけではないのですが、「せっかく相談できるなら」と、2回行っておきました。
1回目はとにかく掴み、2回目は具体的な行動指針を立てる目的です。
1回目
時間は1人30分まで。割と長いです。
聞きたいことをまとめて行ったら15分で終わってしまいました。
私の聞きたかったことと、答えは以下です。
そもそも認知は必要か
必要かどうかなんて当人が決めることなので変な質問ですが、「取るケースが多いんでしょうか?」という点で質問しました。
残念ながら、この相談では、弁護士さんが私のような非婚出産のサンプルをあまり持っていないご様子で、「当人同士で話し合うのがベスト」という回答でした。
そりゃまあ、そうですよね。
それが出来たら相談なんか来てません…
認知には3つ種類があります(任意、強制、遺言)が、私の場合は子供の父親が自分の意思で提出する「任意認知」について相談しました。
相手が拒否した場合に、私は裁判に持ち込んで強制するつもりはなかったので、子どものDNA山田(仮名)、本人次第です。
弁護士さんからは手続きについて説明を受けました。
全部ネットに載っていることだったので、確認しただけでした。
- 認知届の提出先は、父親の住所地または父親が子供の本籍地の役所
- 胎児認知の場合は父親の戸籍謄本を母親の本籍地の役場に提出
ということで、胎児でも生まれた後でも相手に1度は役所で手続きをしてもらう必要があります。
これを考えると憂鬱なので、私の場合は、「万一もめたりしたら、ストレスだから、産後にやろう。」と決めました。
妊婦の体に障(さわ)るので、お子を無事に世に出してからにしよう。と。
半分は言い訳、問題の先延ばしです。
弁護士さんを立てる方がよいのか
DNAとは連絡とってないし、話し合えるタイプの人間ではないので、間に人を介したい。というのが私の気持ちでした。
子どものDNA山田(仮名)は、今でいうとモラハラ気質でした。関われば関わるだけ傷つけられます。
子どもを産んだ2010年頃、日本にはモラハラという言葉がありませんでした。
話し合いにならない相手なので、「間に弁護士さんを入れたいです。」と相談したところ、私の相談した弁護士さんの回答はNGでした。
『いきなり私たち、プロを入れると、相手が構えてしまいます。何ごとにも順序がありますよ。
嫌でしょうけどここはひとつ、誠意をもって、毅然としてね。
あえて最初は素人らしく持って行くほうが安全ですよ。』
な、なるほどです。わかりました!
そうなのです、私の感情は関係ない、生まれてくるお子のための手続きです。
わたしはおかあさん。しっかりしなきゃ。
- 電話は怖いし緊張して無理なので、一筆書いて相手(子のDNA)に送る。
- 認知届の用紙を役所もらいに行く。
と、次にすることが決まりました。
ステップが決まると見通しが立ち、次の行動ができます。
もっと早く相談すればよかった、と思いました。
1回目の感想
聞きたいことを次々整理できて、嬉しかったです。
なるほどね!と思えるのも、専門の方のご意見ならでは。
区役所の方たちも、弁護士さんも、土曜の朝からありがとうございました。
感謝。
おまけ。
たまたまですが、私の相談した弁護士さんは占い師みたいな方でした。
相談後のあまった時間に、雑談ができました。
『弁護士やる前は姓名判断もみてたんですけどね』
な、なんですか突然。
『子供が明るく幸せになるにはね、3歳までが大事!!
3歳までの記憶なんてないでしょ。でもそこで決まるんですよ!』
は、はあ。
『だからお母さんが、不安定になったり憎しみの感情なんか持ってちゃだめ。』
そりゃそうですよね。幸い私はぜんぜん、不安定じゃなかったのですが。
『まずは体を大事にして気持ちを前向きに。元気なお子さんを産んで。頑張ってください!』
は、はい ありがとうございます!!!
役所の職員さんもそうですが、こういう方に相談するとなんか励まされます。
ついでに姓名判断もしてもらえたんかな??と今さら気づきました。見てもらえばよかった。
2回目
2回目はいつだったのか記録していないのですが、子どもが生まれた後でした。
準備ができたらもう一度相談に行こうかな…と思っていたら、30週で搬送されて緊急帝王切開で出されてしまったので、子どもの入院中にもう一度、弁護士さんに相談しました。
また無料相談会へ。
別の弁護士さんでした。
区の無料相談会は当番制で持ち回りなのか、1回目とは違う弁護士さんでした。
想定外の、セカンドオピニオン。
認知のメリット
子供が父親に認知されるメリットは、養育費が支払われた場合だけ。
それぐらいですね。
というのが、弁護士さんのご意見でした。

認知のデメリット
養育費を取り決められた場合、決めた期間きちんと支払われれば良いのですが、
「支払いがないと、請求するのがまた手間ですよ。」
「相手とつながることで、『子供に会いたい』と言われたりね。
デメリットも考えると、すっぱり切って生きていくのもまたひとつ、人生の選択肢ですよ。」
ふむふむ。いちいち納得です。
うちの場合は、将来、子どもの方から会いたいと言ったらその時は私は会えるように全力でサポートするつもりではいます。
遺伝子というのは自分のアイデンティティでもあると思うので。
しかし山田(仮名)の方から面会を求められるのは嫌だな。
何もしていないのに、お金だけで父親づらされるのは腹立たしい。
と、これはもう私の器が小さいだけなのですが、やっぱり思ってしまいました。いやほんとに父親の役目何もしてないし。
養育費の金額は、算定表があって、当人同士の所得や子供の人数、年齢で計算されます。
その算定表によると、子ども1人で私が働いているので、うちの場合は月額5〜8万円ぐらいとのこと。
月額5万円として
1年間で60万円。
18年間で1,080万円。
けっこう大きな金額です。
しかしそれも全額きちんと支払われればの話。
たったこの程度の金額で相手にガタガタ言われるのはつまんないな。
と、なんだか思ってしまいました。いや金額大きいけど。
貯金のない山田(仮名)、ヘタしたら早く死んで、借金があって、その負債を相続しろとか言われても迷惑です。
相続しないけど。
そんなことを考え出したら
「月5万円だとして、その額を自分で会社以外にも稼げばよくね?」
…と思いました。
なんでそうなる。
まあ、それぐらい山田(仮名)と関わりたくなかったのでした。私が。
そして、この時たてた目標は毎年どうにか達成してもうすぐ10年になります。
なせばなる。
ランサーズとクラウドワークスには、子どもが3歳になる頃に登録しました。
目標金額を「月5万円」に設定して、ちまちまと仕事を請けています。
養育費ぐらいの金額なのかなあという感じです。
夜も、土日も、祝日も、仕事がある日は働いています。
2回目の感想
養育費の交渉の仕方よりも、「関わらずに生きていく」方向を示されたのが意外でした。
でも自分の中では本当はその方向が決まっていて、背中を押してもらえました。
勇気が出たような、また一歩前に進めた気がしました。
とっくに進んでるんだけど。
前進あるのみ。
あきらめるのがいさぎよいとか、かっこいいとは全く思いません。たたかう気力がありませんでした。
養育費は子供の権利。
払う力のある人には支払わせましょう。

まとめ:専門家の意見は行動を決める助けになる
専門家の意見を聞きましょう
素人、ましてや身内の意見には感情が入りがち。
弁護士さんの意見なら「なるほど」と受け入れられました。
たとえ同じことを言われても信頼度が違う…かもしれません。
餅は餅屋。
無料相談会は気軽に行けます
無料相談会にいらっしゃった弁護士さんは、近所のおじさん的な感じで、もしかすると「すごい敏腕」ではないのかも?しれませんが、あくまでもそれは私の感想です。
相談しておいて失礼ですね、すみません。
結果的には自分が知らなかったことや、気づくヒントを示してもらえたので、相談して良かったです。
私の場合は決して「ただ話を聞いて欲しかった」というわけではなく、TODOを明確にできましたが、悩んでいる方はまず掴みとして、話すだけ話しに行ってみる、というのでも良いと思います。
この時の弁護士さんの言葉が、その後の子育てにも十分活かされて、私自身も頑張って来られたと思っています。
今思い出しても勇気づけられる。人の言葉って大切ですね。


