「女手一つで」の意味は?シングル子育ては別に大変じゃなかった話

「女手ひとつで」子育ては、そんなに大変じゃないですよという話
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「女手(おんなで)一つで」という言葉。

なんか「大変ですね」という意味の言葉だと思うのですが、

え・・・別に大変じゃないです。


ということをつづってみたいと思います。

目次

「女手一つで」の意味は?シングル子育ては別に大変じゃなかった話

「女手一つで」ってどんな意味でしょうか

そもそも、どんな時に使う言葉なんだっけ?そういえば。と考えてみました。

「おふくろは女手一つで俺を育ててくれた」

なんか昭和な感じがしますね。
母子家庭で育った息子さんが、お母さんに感謝して使ってくれている感じがします。

「私は女手一つで息子を育てた」

自分で言うかな?そんなこと。って感じですが、
こちらは「苦労した」って意味でしょうか。

私はまだ言ったことはありません。
たぶんこれからも言う機会はなさそう。

辞書によると

女の労力。また、女の働き手。
「女手一つで育てた息子」「女手が足りない」⇔男手。

出典:goo辞書/デジタル大辞泉1

だそうです。

単純に「労力」ってことだと、「本来ならもっとあるべき手が足りない」ってことで、
「働き手が足りない」みたいな意味になるのかなと解釈できます。

女の人が、外ではたらく(働いて賃金を得る)機会が少なかった時代の言い方かなあと感じます。

感謝とか、ねぎらいとか?

「女手一つ」が、「手が足りない」、つまり「なんか大変」って意味がわかりました。
たいへんですね、という「ねぎらい」だったんですね。
悪い意味ではないんだろうなーとは思いながらも、どうもしっくりきてませんでした。なぜだろう。

そんなに苦労してないです

なんでしっくりこないのかを考えてみました。

古い言葉だからでしょうか。

死語かな・・・?

シングル子育て。手はほかにもある

うちは私と子供の二人暮らしです。祖父母はいません。

実母は存命していますが、プチ毒親なので、必要以上に関わらないようにしています。
子育てを助けてもらったことはありません。

それでも、べつに「私ひとりで子供を育てている」という感じはしません。
「女手ひとつ」ではない。

保育園とファミサポさん

子供は0歳から保育園が育ててくれました。
離乳食も食べさせてくれたし、お昼は毎日、給食。
着がえもトイレトレーニングも、保育園がサポートしてくれました。

1年生からは、ファミリーサポート制度に登録して、サポーターさんが見つかったので
習い事の送迎をお願いしていました。
ファミサポさんのご家庭が、子供をお泊まりさせてくれることもあり
子はちょいちょい、よその家でご飯を食べ、よその家で遊んで、風呂に入って、寝てます。

その間、私は家でずっとネット見たり、寝たりしています。
ファミサポ家に行くようになってから、私は会社の忘年会にも行きました。
(とはいえ、子供が生まれてからの忘年会なんて別に楽しくもないんですが。)

子供が小さい時はワンオペでしたが・・

たしかに、ファミサポさんに出会うまでの7年間は、保育園以外に子供を預けたことはなく
家でべったり2人で過ごしていたので
閉鎖的な空間で孤独な子育てだったかもしれません。

でもそれ、シングルだからではなく、
お母さんだけでワンオペ育児している家庭はいっぱいあるので
私ばっかりひとりぼっちで子育て・・・!と孤独を感じたことはまったくありませんでした。

私の場合は家が好きで、もともと他の人とあまり関わりたくないので
ストレスがなかったからですが。

「パパがいても女手一つ」
みたいなご家庭もあるので、一緒かなあと・・・。

それぞれのご家庭での役割分担なのでしょうが、
「日中はシングルマザー」なお母さんがどっさりいるので、
私がひとり親だということはバレません。自分から言わない限り絶対にわからないと思う。

べつに隠してないから、バレるっていうのも変ですが。

世帯所得は低めかもしれない

よその家の年収なんて知らないので、私の所得がどのへんなのかはわかりませんが
「サラリーマンの平均年収」のどまんなかぐらいです。東京ではやや低所得なほうかもしれません。
でも家族も2人だけなので、かかるコストも低めです。

家賃払ってごはん食べて、子供は習い事もちょっとして、
猫を養うぐらいの暮らしはできているので、
女手一つだろうが、まあ暮らせています。

あ、ひとつありました。住んでる賃貸が古くてボロい。それぐらい。
この住まいはわりと気に入っているので、とくに困ってません。

意外と休んでいるひとりっこシングルマザー

家族2人だけのミニマル家族は、家事の量もミニマルです。

洗う食器は2人ぶん。食洗機につっこむので皿はほぼ、洗わない。

洗濯ものも、小さい親子2人ぶん。
今年は新型コロナでずっと家にいて、私はジャージしか着てないし、
子供の服は小さいのですぐ乾きます。
アイロンがけが必要な服は1着も持ってません。シャツはブラウスは着ない。スウェットやニットだけ。

食いしん坊ではない親子なので、
・毎日同じ味噌汁(違うのを作ると子供が嫌がる)
・かんたんなおかずを1品2品
・デザートに果物
という食事をしています。

それも、もう材料カットしてある生協さんの調理セットとか、ファミマのお母さん食堂とか、
お惣菜とか使う日も多いので、料理といえば、「炒めるだけ」とか。冬は「鍋」とか。

友人や姉妹は
「ねーこちゃんは一番がんばっているよ。仕事して、家事して、
PTAもやって、土日も仕事して。
子供を預けるところもなくてずっと一緒なんて、疲れるよね。」
と心配してくれるのですが

すまん・・・。

そんなに家事、してないです。


子供が学校行ってるあいだは、在宅仕事はしてますが
音楽やYouTube聴いたり。
好きな時間にコーヒーいれて、昼食べて、お菓子食べて、ふとん敷いて昼寝もしている。

子供はファミサポ家によく泊まるので、飲みにも行けている。

子供が小さい時は、ベビーカーに乗せて、美術館でもデパートでも好きなように行ってました。

どこに行くとか誰に会うとか報告する家族がいないので、いつどこに出かけるのも自由。帰るのも自由。
何時に出かけて何時に帰るかも誰にも報告しなくてOKです。

心配してくれてる姉妹よりもたぶん、自由です・・・。

むしろ子供が泊まりに行っちゃうと寂しいので、「2泊以上はだめ」というぐらい。

まとめ

女手一つって大変じゃないですよ

大変なご家庭もあると思います、それはごめんなさい。

わたしは、怠惰に暮らしてます。

自分で選択したからかもしれない。

「自分で選んだことをする」と「人生の満足度が上がる」のだそうです。

そういえば、女手が一つだろうが、それを「私が自分で選んだことだから」と思いながら、
毎日自分で決めた生活ができる、というのは楽しいことなのかもしれません。

私から見ると、家族が多くて人手が足りていても、
「こんなはずじゃなかった」と思いながら暮らす人はつらそうに見えます。

手が一つだろうが、いくつあろうが、関係ないんだなーというお話でした。

「女手ひとつで」子育ては、そんなに大変じゃないですよという話

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