うちの子は、保育器時代からおしゃぶりをしていました。
いつでもちっぱちっぱモグモグ、保育園の行き帰りもしてました。
3歳半でおしゃぶりをやめるまで。
歯が生えても、3歳になっても、おしゃぶりをしていましたが
おむつと同様、無理には取り上げず、自然にやめるまで待ちました。
おしゃぶりが必要でした。
うちの子は超低体重で生まれて、保育器に3ヶ月入っていたので
自分でお乳を吸う力がありませんでした。
赤ちゃんは普通は、生まれて間もなく、自分でお乳を飲むそうですが、
低出生体重児は、胃にチューブを入れてミルクを点滴します。
自分の口で飲めるようになるまで2ヶ月かかりました。
飲む、という動作って体力が必要なんですね。
おしゃぶりは病院で始まりました。
面会に行ったある日、ぴのこは箱(保育器)の中で
ちゅー・・・とちっっっちゃいおしゃぶりをしていました。
哺乳の力をつけるため
NICUには保育器がいくつもあり、何人もの小さい赤ちゃんが
点滴やミルクのチューブにつながって寝ています。
体重が増えて、呼吸の体力もつくと
保育器から出て授乳の練習をするのですが
それまでは赤ちゃんも、哺乳の練習のためにおしゃぶりをしています。
退院後、指をしゃぶるのでおしゃぶりを買いました
退院したのでおしゃぶりをしなくてもよかったのですが
病院で、眠くなるとチッパチッパモグモグとやっていたので
眠くなってぐずると指をしゃぶるようになりました。
赤ちゃんは、タオルのはじっこだったり、おもちゃだったり
とにかくいろんなものをまずお口で確認します。
お子は物を口に入れない子でしたが、指しゃぶりが癖にならないように、
おしゃぶりを買いました。
わたし自身、6歳ころまで爪噛みの癖がなおらず、周りの人たちにバカにされて
母にもそれをおもしろおかしく話されて、こころが傷ついたので
自分の子どもには指しゃぶりをさせないようにしたいなー・・と思ったのもあります。
テテオ(コンビ)のマリーちゃんとスティッチのものを交互に使っていました。
哺乳びんと一緒に、熱湯消毒して、洗い替え用と、なくした時の予備用に3個常備していました。
2個ぐらい、テテオ以外のメーカーのを買ったところ
お子が激怒して床に投げつけていたのですぐやめました(´・ω・`)
気に入らないのはわかったから、投げるなよ・・・
保育園では、はずしていました
寝ている時と食事の時以外はほとんど、おしゃぶりをしていて
基本使いっぱなしでした。
保育園に行くと、朝引き渡しの時におしゃぶりを外してバッグにしまい、
帰りにはまたつける、という毎日。
保育園も社会なので、失くしたとか壊したとか汚したとか、
トラブルを避けるためにも日中は使わない。という生活です。
保育士さんからは、やめさせるように言われました
保育園でも、眠い時などにおしゃぶりを欲しがって泣くので、
担任の保育士さんから
「もうチュッパやめてみましょうか。
おうちでも”なくなっちゃった!”とか言って、あげないでみてください」
と言われました。
そんなに・・やめさせないとだめですかね・・
お子にとって、「生存のために必要だった」というスタートだったせいもあり、
本人がまだ欲しているのに大人の都合で無理やり取り上げる、ということに
気がすすみませんでした。私が。
年齢が近い姪(お子のいとこ)も、
おしゃぶりしたことはないけど、「指しゃぶりと爪噛みが治らない」
と妹がぼやいていたので、
手のほうがきたないしなー・・
どっちもどっちだな。と思ったのもあります。
無理にはやめさせませんでした
保育園についたら外し、日中はしない。というパターンにシフトしました。
保育園にいる間は問題なく、夜に私がおむかえに行くと、バッグを受け取ったとたん、
自分でおしゃぶりを出して、すちゃ!!と加え
チッパチッパモグモグしながら「せんせい、さようなら」。
保育士さんたち、苦笑い・・・
3歳を過ぎるとさすがに目立つ
無理にやめさせずに、卒おしゃぶりを待ってはいたものの
3歳を過ぎると、さすがに変な感じになってきました。
多少の言葉を話すようになり、モグモグしながら普通~にしゃべっているので
おしゃぶり今いらなくない??
大人と同じものも食べられるようになってきているので
ごはんの後、ちぱっ!とするのは
虫歯や歯並びが心配です。
どうしようかな~・・・と思っていたところ、
おしゃぶりそのものが、こわれてきました。
おしゃぶりを噛み切って、終了
歯で毎日噛みつぶされて、切れてきたのです。
普通こんなになるまで使うものじゃないよね??
と思いながら
おお、噛み切れるまであと少し!
噛み切れたらそこで終わりにしよう。というところで、着地点が決まりました。
噛んで裂けてからも意外に長持ちするので、
こっそり、手でひっぱって負荷をかけたりして、
壊れるようにしていました。
1個目がついに壊れた時に、
「ほら、お口に入れるとこ、取れちゃった!」
と見せ、捨てました。
お子は泣いていましたが
それも1日程度であきらめました。
ちっちゃい子、すぐ忘れる。
お子の幼少の頃の写真は、どこにいても何をしていても
おしゃぶりをしているのですが、
4歳ころから写真に写っていないので、完全に卒おしゃぶりしたのは
4歳の少し前ぐらいだったと思います。
やめたらもう一生、2度としないものなので、
無理に取り上げなくてよかったと今は思います。
ちっちゃい時の写真を見ると、あちこちでおしゃぶりしていて、かわいいです。
まとめ
無理やりやめさせなくていい。
3歳過ぎる頃まで使っている子は少ないですが、
無理やりやめさせても、指をくわえたり、おもちゃを口に入れたり
結局何かしら口に入れがち。
体も成長してくると、おしゃぶりが似合わなくなるので変は変ですが、
本人が不安になるようなら無理に取り上げなくて大丈夫です!
ハサミを入れてしまうとか、
断乳みたいにマズいものを塗る、などの方法も聞きますが、
おむつの記事でも書いたように「いやがらせをしてやめさせる」という方法が
私はあんまり、好きじゃありません。
3歳にもなると、歯が丈夫になるので
こわれちゃったら終了、ぐらいが一番自然かな〜?と思います。
歯並び、顎の形などは全然問題ありませんでした。
「おしゃぶりをすると歯並びが悪くなる」説。昔(40年ぐらい前)はありましたが、ウソです。
うちの子の場合ですが、歯並びには問題なし、矯正も不要でした。
歯並びは遺伝の影響が大きいらしいです。
歯並びは、あごのサイズなどの骨格でほとんど決まるので、
「おしゃぶりが原因で歯並びが悪くなる」ことはありません。
ぼろぼろに噛み切ったおしゃぶりの写真、撮っておけばよかったな〜。
今さら思いました。