シングルマザーで困ったこと5つ←思ったより少なかった。

シングルマザーで困ったこと
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シングルマザーなんておしゃれな?名前、別になー。母子家庭だよ。ひとり親。

って感じで、やってます。
自分がなってみて、そこまで困ったことが本当になかったので、そのあたりについて少し書いてみようと思います。

こんな時、家族がいたら」と思ったことを挙げてみました。

※もっと困っている方もいらっしゃるので、あくまでも私の場合です。了承ください。

目次

シングルマザーで困ったこと5つ←思ったより少なかった。

シングルマザーって大変、という声はまだ聞きますが、「世間で思われてるほど大変じゃないな」
というのが私の感想です。

ただし、私の場合は「在宅勤務ができる」「子供はひとりっ子」という条件なので
仕事の拘束時間や、お子さんの数によるとは思います。

母子家庭=貧困?

まあ、貧乏は貧乏です。自転車操業です。
貯蓄に関してはほんとに、けっこう、ありません。どうしよう。
私が倒れたら、詰む。

でもとりあえず、家賃と光熱費と給食費などは一通り毎月払えていて、
子供は習い事もできているので、まだ地獄は見ていません。今のところ。

貯蓄がないので心配性な方だと病んでしまうかもしれませんが・・。
そのへんは、別に母子家庭だからというわけではなく
子供のいる方もいない方も、ご夫婦そろっているご家庭でも、似たようなお悩みはあるところにはあると思うので、
母子家庭だけのせいではないかなと思ったりしています。

今のところ親きょうだいも含む家族が全員、健康ではあるので
なんとかなっているのかもしれません。
健康大事。このまま健康には気をつけたいです。

もっと稼がないと…間に合うのかな老後に。
がんばります・・・

子供が熱を出したら共倒れ?

働くお母さんで1番困るのがこれだと思います。
本当にたまたまなのですが、うちの場合

  • 私に年間20日以上の有休休暇がある
  • 在宅勤務が認められていた
  • ぴのこが比較的熱を出さない子だった

という、幸運が重なっていました。

これはたまたまなので、周りの方に感謝しかないのですが、
逆にいうと、休暇・柔軟な勤務・子供が丈夫、という条件が整えば
働く親の悩みがかなり解決されるということ。
在宅勤務がもっと拡がればいいなと思います。

有休の日数が多いのは、勤続年数が長いからです。
勤続年数が6.5年を超えると、年間に20日の有給休暇が付与されます
仕事を続けて一番よかったことはこれじゃないかな?というぐらい。
そこかい。
自分の場合は、今の仕事にまあまあ、満足しているので(これ大事)
何か仕事でストレスがあったとしても、別の場所で働くよりは今の環境で改善しよう。
と考えてたら長く持ったという感じです。

困ったこと、強いて言えばこれ。

本当に大変だったのは1回ぐらい。

子供の入院はしんどかったです。

1歳になるまでに、ぴのこが肺炎で2回入院したので、
その時が一番大変でした。

[blogcard url=”https://necopinoko.com/2019/07/24/hospitalization/”]

病院は必ず保護者1人が宿泊しなくてはいけない規則。
もし付き添いがつけなければ、看護師さんの見回れない間、幼児であっても拘束です。

着替えや身の回りのものを頼める家族がいない。
出産の時は友人たちが助けてくれましたが、そう何度も頼めません。
お見舞いや差し入れは夜間や休日に助けてもらえましたが、
入院は毎日、平日の昼。友人たちにも仕事があります。

どうしても洗濯ものを持ち帰りたくて、4時間ほど外出した日、
戻ってみるとまだ1歳のぴのこが腕を拘束されていて私は泣きました…

今なら会社にも子育て仲間が増えたし、
ファミリーサポートでお世話になったお母さん仲間もいるし、
シッター利用サービスもできたので
お見舞いがてら子供を看ていて欲しい、とお願いすれば頼める人もいると思うのですが
当時は本当に誰もいませんでした。友達少ないとこういう時困る。友達大事

結局その時は私ひとりで付き添いました。
それでも会社が在宅勤務をさせてくれたので
有休は1日も減らしませんでした。

会社というより、その時の上司がたまたま
「家族が熱出しても、社員本人のリソースがあるなら好きなところで仕事して成果を出してくれたらよい」
という考え方でサポートしてくれたので助かりました。

Neco
Neco
神か。

7日間の入院中、1日8時間はリモートワークをし、
病院のシャワーを借りて泊まり、
乗り切った金曜の夜に私も高熱と気管支炎で倒れました
ぴのこの肺炎のRSウィルスをしっかりもらったようです。

本当に家族がいないのかというと、
実家には年金暮らし、仕事してない母がいますが
「困った時に何かをお願いできる存在」ではありません。
基本お願いしたことはありませんが、
さすがにこの時だけは「上京して助けてくれないか」(もちろん交通費は持つから)
とヘルプを要請しました。が。

「私、イヤよ!」とばっさり一蹴されました。

理由はたぶん「習い事があるから」「寒い日に家をあけると水道が凍るから」みたいなことだったと思います。
孫の入院よりそっちね・・・と思えばまあ、そうですが、老いた親を責めることはできません。
親にも親の生活があります。何を優先するかは彼女の自由。

行政や世間の人は「お母さんに頼れば」と簡単に言うけれど、そこまでして子を手伝いたくない親だっているんです。
親子で助けあえないなんてわがままだ、そこに税金は使えないよっていうのが日本の多くの人の意見かもしれません。
ええ、私もそう思ってます。でも来ないんや。うちの母は

後にも先にも母に助けを求めたのはこの1度だけです。
もう二度と頼むまい。とかたく心に誓いました
身内に頼めないんだから、いわんや他人をや。
まず早めに誰かに助けてもらおうという気持ちを封印したので
それからはあきらめがついたというか、あんまり苦労を感じていません。

ただ、私は割と孤独に耐性があり、むしろもともとひとりが気楽なほうなので
(だから結婚やめたんだと思います。)

Neco
Neco
誰も助けちゃくれないよな。

とすぐ思えたのですが、
孤立して、追い詰められてしまう人もいると思います。
いやそのほうが普通だと思います。
キッズラインとか人を頼るサービスを、どんどん使えたらいいと思います。

ちょっと困ったことは3回ぐらい。

基本、どんな用事でも子連れで行っているのですが
本当に子供を連れて行けない用事がたまにありました。

保育士試験

試験会場には当然、子供は連れて行けません。
しかも試験は日曜日。
土曜日なら保育園があるのですが日曜は休みです。

こういう日だけは、日曜に預かってくれる「休日対応の保育園」を利用しました。
自治体のホームページで「休日保育」「日曜 保育園」などで探し、
ヒットした保育園に実際に電話して確認します。

ホームページに載っていても、サイトがヒットしても、
電話すると「今は対応していません」とか「その日はお休みで」
というところも多いので、本当に使えるところは1か所あるかないかでした。



うちはこれもたまたまなのですが、家から1駅電車に乗った隣町に
休日利用できる保育園があったので、毎回そこにお願いしていました。
保育士試験、一発合格できず何度か受験したので
その保育園の都合で、受験できない年もありました。(´・ω・`)しょんぼり。

私は日曜に用事があったのが試験だけだったので、
年に1度だけの利用でしたが、ぴのこはけっこう楽しんでいてよかったです。
スポット利用なのに、近くの公園に散歩に行ったり、
保育士試験は夏なので、ビニールプールや公園のじゃぶじゃぶ池で遊ばせてくれたり、
丁寧な報告書を返してくれてとてもありがたかったです。
保育園ほんとありがとう。
しかしぴのこは覚えていないらしい・・・。あんなに楽しそうだったのに。

普段は利用していない保育園なので、
事前の準備もあり、一駅となりの町に土日のたびに何度か足を運びました。

  • 利用の前に事前登録と、利用料金の一部前払いの手続き
  • 試験に遅れないように事前に現地まで行って所要時間を計算
  • 休日保育に給食はないので、試験当日の朝にお弁当を作る
  • 休日保育園にベビーカーとぴのこを預けてから試験会場に向かう

という段取りが必要でした。

働いていると仕事のない日にしか事前手続きに行けないので、
保育士試験の日程が発表になった時点で、
当日から逆算して事前手続きのスケジュールを計画していました。

受験そのものよりも子供預けるほうが大変でした。

「1教科だけ受験」という年に、なんと「デパートの託児所」を利用したこともあります。
たまたまその年は試験会場が池袋から近かったので、(試験会場は自分では選べません)
池袋西武デパートの託児室に「3時間利用」と申し込んで、電車に乗り、ダッシュで試験会場とデパートを行き来して
なんとかぎりぎり間に合いました。

デパートの託児所なので、当然デパートを利用して、デパート施設から外には出てはいけない決まりだったのですが
どうにかバレずに済みました。災害とか、なにごともなくてよかったです・・・。今思うと怖い。
本当に預け先がなくて必死だったので、よくそんなこと考えついたなと思います。
シングルマザーの資格取得や就業を、というわりには、お金はらって子供を預けないと試験も受けられないので、
試験会場に託児所併設してくれたらいいのになー・・・とか当時思ってました。

他所に「〇〇して欲しいなー」と思うだけ無駄だということを今はもう知っているので、自分がどうするか考えるしかないです。



免許の更新

これも子供が幼児の時に更新がぶつからなければいいんですが
うちはぴのこが2歳の時でした。
結局これは、ベビーカーで、子連れで行きました。
私が行ったのは江東運転免許試験場です。

東陽町駅からはずっとベビーカーで行けます。
入口もスロープがあり、入って写真を撮ったり一通りの手続きをしますが、
その間ずっとベビーカーで並べました。
写真を撮る時だけベビーカーを横っちょに置けばよいので問題なし。
時間はやや長くなるので、子供用の水分(水筒orお茶)、おやつ、おもちゃなどを持っていきましょう。

講義を聴き、ビデオを観る受講時間があるのですが
試験場の方に子連れであることを説明してお願いすると、教室の後ろのほうからそーっと入れてもらえました。
「お子さんが起きたり泣いたりしたらこちらで見ますよ」とも言ってもらえました。優しい!

さいわいぴのこはここでも寝ていましたが、歩き回る、声を出すさえしなければ、
ベビーカーで子供が遊んでいても大丈夫でした。

江東運転免許試験場にはじゅうたん敷きの休憩室があるので、
そこでミルクを飲ませ、おむつを替えたりできます。
ものすごく古びていてタバコ臭かったので、使って気持ちのいいところではなかったですが・・・。
今はどうなんでしょう。きれいになっているといいです!

というわけで、免許の更新も、子連れでぎりぎりOKでした。

美容院

美容院も、子連れでだいたいOKでした。ベビーカーで行って、シャンプーやカットの間は
子供はベビーカーに乗ったまま、すみっこで遊んでいました。
行きつけのお店が子連れOKかは、確認してみましょう。断るお店はあまりないとは思います。

ただし、子連れOKとはいっても、ぐずって泣き出すと他の方にご迷惑なので
ぴのこが3歳ぐらいになるまで、美容院は会社を半日休暇とって行っていました。
美容院は大人の行く、おしゃれな場所。
美容師さんとの会話を楽しみにされている方もいると思います。
みんなが子供好きではないし(それでもよいと思います)、子供が泣き叫ぶのは好ましくない場所です。

これは美容院に限ったことではないのですが、子連れが許された場所だからといって、
子供が泣くのも騒ぐのも歩き回るのも、全部許してくださいというのは身勝手だしマナー違反です。
他の方もお店も、迷惑だとは言えなくてもうるさい子供がいたらそれは迷惑になってしまいます。
大人だけが集まる場に子供を連れていくのはできれば遠慮はした方が良いと思います。

これは子育てに理解を!!というのとは別の話だと思います。

私の場合も、ぴのこがひとりで遊べるくらいになっても、カットぐらいなら大丈夫でしたが、
スタッフの方が遊んでくれたりするのも(お店がすいていればまだしも)申し訳ないし自分が休まりません。

全然いいですよ~!って言ってもらえたとしても、じゃあいいんだ!とは思えない。美容師さんの仕事の邪魔はしていると思います。

通っていた美容院(銀座でした)は、金額がどうしても高いのもあり、
そこまで自分のおしゃれに関心がなくなったので、おしゃれ美容室に行くのはやめました。

今はまったく問題ないです。
家の近所で、子供もカットしてくれるところに変えました。
町の床屋さんみたいなところなら、子連れOK!的なお店も多いので
客層を見てお店を変えてしまうのも良いと思います。

「子供が小さいから何かをあきらめる」のではなく、
子供のいる生活に合わせて、無理のない場所を選ぶ。その変化を楽しんでみる」
というスタンスは大事だと思います。
自己犠牲だとは全然思いません。

Neco
Neco
むしろ楽しいです。

自分1人だけのための楽しみなんて、独身の時でもう飽きました。(今も独身だけど。)
正直、今はどこの美容師さんも勉強熱心なので、そんな変な頭になることはまずないかと。

ほぼ行けなくなったのは1つ。

BARです。バー。

バーに行けなくなりました。
こればっかりはしょうがないです。
たいていの場所は子連れで行けますが、バー。
バーは大人がお酒を飲むための場所なので、入れるのは大人のみ。
しかも開いているのは夜だけ。子供は絶対に、行けません。

私は他人に子供を預けない限り、夜は呑みにいけないのでBARだけは完全にあきらめました
他人に子供を預けてまで、バーで呑みたいのか?と自問した時に

Neco
Neco
そうでもないな~。

とも思いました。

もともとお酒が好きで、お気に入りのバーもあるので
行けなくなったのは残念ですが、これだけは本当にあきらめました。

でも。
ぴのこが年長さんで「お泊まり保育」があった時に
初めて夜1人になれたので、7年ぶりにバーに行きました
嬉しかったです。
その後、小学生になってお友達の家に泊まりに行く機会がちょいちょい増えてきたので
年に1度ぐらいは行けるようになりました
嬉しいです。
そして、年に1度行ければ、じゅうぶんです。バー高いし。(こればっか)

永遠に行けないわけじゃないので、7~8年もすれば、いずれバーで呑めます。
お店があって自分が健康なら。
いける回数が減ったので、楽しみになりました。
今は、将来ぴのことバーに行く日が待ち遠しいです。

まとめ

思ったより少なかったです。

まとめると、
本当に困ったのは子供の入院。
本当に行けなくなったのは、BAR。
これだけでした。

たいていのことは子連れでできるし、
観劇も、美容院も、ヨガも、買い物も、会社を休んで子供を保育園に預ければ1人で行けます。
お酒も、昼か夕方に子連れで友達と呑めばいいので全然呑めるし呑み会できます。

歌舞伎、寄席、オペラ、バレエ、クラシックのコンサートは、就学すると子連れで行けますし、
未就学児向けの公演もわりとあります。
映画は子供向けのものなら4歳ぐらいから行けるので、まずは子供向けの作品を楽しみましょう。

「ボヘミアン・ラプソディー」は字幕でも、小学生も問題なく観られました。
小学生、カラオケいくとクイーン熱唱してます。雰囲気英語。

子供が元気なことと、会社が働きやすかったという条件では
恵まれていたと思います。働き方、大事。

役所はほぼ何もしてくれないよ!

役所は「こういうサービスがありますよ」という
電話番号を書いた紙ぐらいはくれます
実際にかけると休日保育やめてたり、
サービスを利用するには平日のお昼に会社を休まなきゃいけなかったり、
役所に問い合わせようとすると昼休みと17時過ぎには留守電になっていたり、と
まあ~使えません。
使えなすぎてビックリする。

役所は紹介窓口で、少子化に取り組む気持ちはないんだな、ぐらいに思ったほうが自分の心が折れなくていいと思います。
誰かが助けてくれるかも、という期待は早めに捨てたほうが気楽ですが、なんでも一人という気合も危険なので(どっちなんだよ)
助けてもらうなら役所以外のところを見つけましょう。

誰かを頼りましょう。

シングルマザーでも意外と何でもできるよ余裕!
ということはなくて、誰の力も借りないなんて不可能。
自分でできる、と思うことがいかに傲慢なことか、というのは感じています。

いつもの保育園、休日保育園、会社の有休、と皆さんに助けられて生きています

今はシッターさんや家事代行サービスも増えているので、
利用してみたいと思っているところです。
でも金額考えると、結局自分でやるからいいやーというところに着地して今に至ります。

これだけいろいろ書きましたが、結局。困ったことのほとんどすべては
お金で解決できます。

お金ほしいです。

シングルマザーで困ったこと

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