選択的シングルマザー 妊娠を報告しました~家族編~

選択的シングルマザーになると家族に伝えました
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お母さんになるぞ。結婚しないぞ。と決めました。
世間ではまだまだ少数派の、おひとりさま妊婦。

「できちゃった」とか言われるどころか、嫁いでもいないくせに孕んだ=クソビッチ、というのが世間の声のようです。

私がほんとにビッチだったらまだ受け入れられるんですが、むしろ既婚の友人たちよりよっぽど枯れていたので…。

なんか損した気分です。

恋多き人生とか生きてみたかったよ俺だって。

目次

選択的シングルマザー 妊娠を報告しました~家族編~

つわりはおさまった。会社には報告した。さて、・・・

Neco
Neco
親(母)と姉妹に言わないと…。

私がぴのこを妊娠した2010年ころは、「未婚の出産」にたいして今よりももうちょっと、風当たりが強かったので
世間体が悪いといえば悪い。

私が人に悪口言われるのはぜんぜん、かまわないのですが、
「地方で、ザ・長男の嫁」をしている、姉や妹に迷惑かけないか。ということが心配でした。

姉も妹も、オットの親御さんと同居しています。みなさんとってもお優しい方で、関係は良好ですが、
「嫁の妹は、未婚で子を孕むようなふしだらな女」と思う世代の方々でしょうから、
姉や妹が肩身のせまい思いをしたら申し訳ない。

母は…迷惑だろうけどもういいや。

あなたがあれほど私に要求した、孫の顔が見られるんじゃ。許せ。

自分でもひどい子だと思いますが、母に対して感謝の気持ちがあまりないので、いつもこんな感じです。

母にも育ててもらった、いや、あんまり育ててもらってないけど、食わせてもらった恩はあるのですが
それ以上に意地悪もされたので、相殺されてあんまり感謝の気持ちがない。

母が怒ったり泣いたりすると、ごめん、という気持ちではなく
「おう、泣け泣け、お前が産んだんじゃ」と思います。母は私の育て方を間違えた。

母体に悪いことは避けました

お一人さまだろうがお嫁さまだろうが、妊婦さんが命がけであることに変わりはないのですが、世の中には厳しい人もいるので、まず自分の体調を第一に考え、ストレスを避けることにしました。

世間が妊婦さんに冷たいのは未婚・非婚・既婚にかかわらず、みんなに平等に冷たいので、シングルだからといって辛い目に遭った、ということはありませんでした。

Neco
Neco
だめじゃん。

私が妊婦だったころから10年近く経ってますが、今も世の中が良くなっていないような。

経緯の説明

私の場合は、相手とは結婚の予定で、家族には話していたので、「山田(仮名)とは別れたけど妊娠できたから子供を産むよ」という割とシンプルな話でした。

妊娠がわかってから、実家に山田(仮名)と挨拶に行く日を決めていたのを取りやめ、新幹線をキャンセルしたあたりで山田(仮名)からは連絡がなく、こちらも放置したまんま。

そんなお互いに大人げのない対応で、実家には「別れた」しか言ってなかったので、母はえらく落ち込んでいました。

まあどんな経緯でも、まわりの人には「相手とは別れた、子供は産むことにした。以上。」しか言うことはないかなあと思います。それがすべて。

親への配慮と自分を守るため

母が絶望したり発狂することは容易に想像できたので、私の場合は「ぎりぎりまで言わない」ことにしました。

これは配慮というのか?私自身を守るためでもありました。

何をもってぎりぎりというのかといえば、私の場合は

  • 会社の旅行に行ってから
  • 姉妹と親戚に先に報告して、外堀を固めてから

としました。

うちは父が亡くなっているので母だけで済みましたが、大好きな父が生きていたらもっと悩んだかな…?と思うの半分、現実は「もう産むことに決めている」ので、悩むもクソもありません。

人間ひとり生まれる。そして私が、すごく嬉しい。

もはや誰に何を言われようが関係ありませんでした。腹は決まっています。

これも、お腹に胎児が住んだら心が強くなったように思います。

「産むんだもの。」それだけです。

母親との関係が良好な人は、真っ先にお母さんに打ち明けるのかなーと思うのですが、私と母にはそういう信頼関係はないので、「母は一番最後にしよう」と決まりました。

母が怒り狂ったり泣いたりする時間を短くするということで、母にも配慮したつもりです。思いやり。

まずは姉でした。

まず最初に、姉に報告しました。

妊娠16週目くらいだったと思います。

「おめでとう」と言ってもらえました。

嬉しかったです。

[blogcard url=”https://necopinoko.com/2019/10/09/smc-ready1/”]

優しい姉はやっぱり優しい姉でした。

伝えたきっかけは、「体調悪いのに引っ越しも考えてるの?大丈夫?」と姉が心配してくれたので、いやこれは病じゃないんだ、オメデタなんだ…
という流れで打ち明けました。

まずメールしたのですが、姉、当然 あわあわあわ!!!てなってました。

「わあ!ほんとびっくりだ。それは重大な報告だ。ごめん今なにも思いつかない。

という返答でした。そりゃそうです。申し訳ないですこちらこそ。

「命がうまれるのはステキなことだから、まずおめでとう

この言葉を身内に言ってもらえたのは本当に心強かったです。

「でも心配でもある。健康で生まれてきてほしいし。経済的にも精神的にも、1人は重いよ」

「養育費もらえないかなあ。ああ、でもそんな人なら関わるのいやか」
・・・さすが姉、わかっていらっしゃる。
(養育費についても、この頃に色々悩んだので、別エントリーで書こうと思います。)
[blogcard url=”https://necopinoko.com/2019/11/13/lawyer/”]
[blogcard url=”https://necopinoko.com/2019/11/11/child-support/”]

「●●病院で生んだら。(=里帰り出産)あんな母でも役にたつかもよ。
ああ、でも役にたったような たたなかったような」
これも姉、わかっていらっしゃる。
※姉は仕事の都合で一時期母と同居してましたが、出産は一人で準備して一人で産院行って、退院後はすぐ家事をしていました。母は、姉に付き添わなかったらしい。

とりあえず「まだ母にはいわないでおく。」ということになりました。
すまないね・・こんな話を負わせてしまって。

私の心が軽くなったぶん、負担は姉に分けられてしまいました。

結婚さえしていれば わーおめでとう!予定日いつ?ってだけのことなのですが。

だろうなーとは思っていましまが、やっぱり姉が最初だったか。と思います。姉、わが家の良心。

まあ30代の妹に

これからどうするの!堕ろしなさい!!

なんてことは言わんでしょうけど
やはりこういうとき姉妹はありがたいなあと思いました。

そういえば離婚した幼ななじみの友人も「お兄ちゃんが優しかった」といっていた。(そのお兄ちゃんとうちの姉、同級生)
姉と姉の子供たちに会いたいなーとふと思ったりしました 。

妹に連絡

その何日後だったかは忘れましたが、妹にもメールで伝えました。

[blogcard url=”https://necopinoko.com/2019/10/14/smc-ready2/”]

妹は姉よりも潔癖というか、「こうあるべき」という性格なので、身の回りはきれい、行動は計画的、自分自身が一番きちんとしているぶん相手にも要求のレベルが高いタイプです。
姉に打ち明ける時よりも若干緊張しつつ、「こんな人を軽蔑するかな」という自嘲を書いていました。

妹からの返信には、良いとも悪いとも書いていなかったと思いますが(記録が残ってないので忘れました)、「身体を大事にね」ということと、軽蔑なんて、するわけないじゃない。」と書いてありました。

私は心の底から安堵しました。そしてまた少し泣いた。

姉妹に迷惑はかからないか

私ひとりなら何を言われてもいいのですが、地方でザ・長男の嫁・夫の親と同居している姉妹が、嫁ぎ先で「嫁にはふしだらな姉/妹がいる」と後ろ指をさされたら申し訳ない。

そんなこと今どき言う人もいないとは思いますが、言わないまでも、私の家族の評価が下がったことは下がったんじゃないかとも思っています。
私が勝手に決めたことなので、家族は関係ないんですが。
結婚をせずに子を産んだのは私は恥ずかしくないし、後悔など1ミリもしませんでしたが、
世間体が悪いのは承知だったので、いろいろ気づかってくれた姉妹には本当に感謝したし、申し訳なくも思いました。今も思ってます。

嫁ぎ先のおうちで何か言われているとしても私の耳には入ってはこないので、どうか悪く言うなら私ひとりにしてください。と思っています。

いや、ほんとむしろ何もふしだら?とか、ないんですけど…。

婚外子を産むことは犯罪でもなんでもありませんが、なぜこんなに申し訳ないとか「実は…」みたいなトーンで話さなきゃいけないのか。

それはとても簡単で、日本の法律が「子供は結婚した男女で産むんやで。」とはっきり決めているから。

決まりをすっとばしたらルール違反なので、ルールを守ってる人たちが怒る。まあそうかなと思います。

結婚をして、子供を産んだ人だけが私に石を投げなさい…。

外堀を埋めていく準備

その後、母がもっとも気兼ねする父方の親戚に、従兄弟を通して報告しました。先回り。

当時、祖母がひとり、健在だったのですが、その祖母は従兄弟と同居だったので私からは直接報告はしませんでした。

親戚と、ラスボス・母については別エントリーで書きます。

今となってはこうして子供も大きくなっているので懐かしい思い出です。(楽しい思い出ではない。)

まとめ

ストレスは避けましょう

未入籍での出産はまだ世の中ではマイナーなため、家庭によっては打ち明けづらい案件かもしれませんが、すでにお腹にもう一人いるわけなので、自分の心身の健康第一でいきましょう

あれこれ悩んだところで、産むことは決めているので、何か言われたところでもうどうしようもないです。

大事なことは「産むよ」だけ。

私の場合は「相手とは別れた、子供は産むことにした。以上。」でしたが、このへんはいろんなケースの方がいると思います。

付き合っていない場合でもこれと同じかなと思います。

別れていない場合は、籍はこれから入れるでも入れないでも、他人に報告する義務もないので、なんでもいいと思います。

あえて反対や意地悪を言って来そうな相手は避けることも大切。その人が私の生活助けてくれるわけじゃないし。

私の場合は最大の難関は母でしたが、「いっそ子供が生まれるまで、なんなら1歳ぐらいまで黙ってようかな」と考えたりもしました。孫なのに。

結果的にはなんとかなりました

報告後すぐはあわあわされましたが、それは結婚している人と変わらないんじゃないかなと思います。

むしろ報告する家族が自分の身内だけなので、人によっては楽かもしれません。

とりあえず、悩んだら出産準備でもして気分転換しましょう。

選択的シングルマザーになると家族に伝えました

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