妊娠後期に入り、ある日突然あらわれた“脚のむくみ”。
「妊娠後期はむくみやすい」と思っていた私は、それを“よくある症状”だと軽く考えていました。
しかし実際は、妊娠高血圧症候群のサイン。
むくみが出てから3日後、私は救急搬送され、30週6日で出産することになりました。
この記事では、妊娠高血圧の症状を軽く考えがちな妊婦さんに向けて、
「どんなむくみが危険なのか」「迷ったらどう行動すべきか」を、私の体験を元にまとめています。
妊娠高血圧、脚がむくんだら危険のサイン。救急搬送3日前に起きたこと【体験談】
私は、「妊娠高血圧」と診断されましたが、
産後も血圧が下がらなかったので「高血圧合併妊娠」に診断が変わりました。
もう、いいよどっちでも・・・。
むかしは「妊娠中毒症」といわれていたようです。
ハイリスク出産というものです。
後期に入るまでは、安定の妊婦生活でした。
私が出産したのは37歳でした。高齢出産です。
35歳を超えると「高齢出産」に分類されますが、当時はそんな自覚もなく、妊娠初期〜中期は順調でした。
血圧はやや、高めでしたが、妊婦なんだからそんなもんだろう・・ぐらいに思っていました。

お腹に赤子がいるのがうれしくて、妊婦生活を楽しんでいました。
これからの、赤子との生活を考えるのは楽しく、体調もよかったので、シングル決定でも喜んでました。
妊婦健診でも、異常なし。
健診はもちろん、きちんと通っていました。
産科医不足、病院不足で、土曜日に行くと妊婦なのに5時間待ちとか当たり前でしたが
それでも決められた通り、ちゃんと通っていました。

血圧高めで塩分を禁止されたので、ほとんど味のないものを食べてました。

母子手帳がこちら。血圧、高めですが、そこまで異常値でもないような。
- 検診は毎回異常なし
- 糖尿・たんぱく尿もなし
- 体重も+3〜4kg
- 血圧はやや高めで塩分制限のみ
「健康な妊婦だ」と思い込んでいました。
妊娠後期、突然あらわれた異変
妊娠も後期に入る、30週の健診で
「赤ちゃんの心音が弱い」ということでノンストレステストを受けました。
その数日後。
味のない食事に疲れてしまい、
ちょっとぐらい、いいよね
と、コンビニ弁当&おでん(がんもとモチ巾だけ)をひさしぶりに食べました。
もちろん汁は飲みませんよ。
それと関係はないのかもしれませんが、2日後の夕方からみるみる足がかたく、きつくなり。
え!?なんだこれ!!!
自分の脚を見てびっくり!!
足から、ふとももまでがパンパンに!!
病的なむくみ方。みるみる脚が腫れていく
脚が腫れすぎて、痛いのです!!
むくみすぎて、ヒザを曲げると、痛い!!
ムチ!!!とくっついて、しめつけられるようで痛い!
痛くて曲げられない!
痛い、いたいよーー!!
ふだんなら、着圧ソックスをはくと気持ちがいいのですが、この時ばかりはソックスもはけませんでした。
もう脚が疲れたーとかそんなレベルじゃありません。
病的に腫れているので見た瞬間に叫びそうになりました。ひいいい・・・
3日間続いた“引かないむくみ”
土日で横になって過ごしましたが、腫れはまったく引かず。
内くるぶしのところがまーるく腫れていました。
写真を撮りましたが、ふだんの状態がわからないと「ただの太った人」の写真なので、その写真は行方不明。
毎日、血圧が150/90ぐらいに
病院から注意されたので、血圧を毎日記録していましたが、150/90ぐらいが普通になってしまいました。
おかしいなー間違いかな??
「妊娠後期だし、こんなもの?」
なるべく静かにして測っていたのですが、もうどんだけ安静にしても、下がりません。
今思えば、この時点ですぐ病院に行くべきでした。
しょうがないので寝たきり生活
怖いので横になっていましたが、眠ってしまうと夜眠れなくて困るので、寝たままテレビみたり本読んだり、
眠くなったら起きてネットを読んでみたり。
妊婦健診で、「お母さんの血管が細くて血圧が上がることがあります。赤ちゃんに栄養が行っていないかも」
といわれたので、怖くなってきました。
自覚がうすいまま状態は悪化していた
実はこの頃、飛蚊症(視界に黒い点が見える)がありました。
これも妊娠高血圧症候群のサインだったのですが、
- 頭痛なし
- 吐き気なし
- 体調良いと錯覚していた
ため、「まだ大丈夫」と思ってしまったのです。
そして搬送へ。血圧は 220/180
「月曜日、こんな足で通勤電車乗れるかなあ。」と、その時はまだのんきに考えていました。
実はもう会社に行ける状態ではなかったのですが。
というか、通勤電車なんか乗っちゃだめなやつ。
その月曜日、私は救急搬送されて、30週と6日で妊娠は強制終了になりました。
母子ともに危険な状態で、そのまま緊急帝王切開。
産休早めることになるかなあ。
と思ったこの日、実際にわたしは強制的に産休、ではなく育休に入りました。
産前休暇は消えた・・・。
妊娠高血圧が危険な理由
妊娠高血圧症候群(妊娠高血圧)とは、妊娠20週以降に起きる高血圧のこと。
重症化すると、以下のリスクがあります。
- 胎盤の血流が減り、赤ちゃんの発育が遅れる
- 胎盤早期剥離
- けいれん(子癇)
- 母体の臓器障害
- 早産・緊急帝王切開の可能性
私は「赤ちゃんの発育の遅れ」「緊急帝王切開、早産」で、産後もしばらくは母子ともに危険な状態、数年は母子とも通院、子どもは就学後まで発達の遅れがあり今もサポートを続けています。
発達の遅れは早産だけが理由ではないかもしれませんが、10年以上心配は続いています。
どんな“むくみ”が危険?
妊婦さんは、自分と赤ちゃんと、2人ぶんの心臓を動かしています。体は自分だけのものではありません。
むくみは「赤ちゃんに酸素や栄養が届いていない」サインの場合があります。
❌ 歩けないほど腫れている
❌ 腫れすぎて痛い
❌ ふだんと比べて明らかに腫れすぎて見た目が異常
❌ 横になっても改善しない
“痛いむくみ”が出たら異常です。すぐ受診してください!
妊娠中は“心配しすぎ”くらいでちょうどいい
病院に行って、大丈夫ならそれはそれでよし。
妊婦さんに、「心配しすぎ」はありません。
妊娠や生理を「病気じゃない」と言う人もいますが、誰ですかそんなこと言ってるの。
実際には、命の危険があるほど急変することだってあります。
病人より体調が悪くなってます。(病気にもよるけど)
私は結果的に危険なところまで放置してしまいました。
医療従事者のみなさん、ありがとうございました。すみませんでした。
高血圧は「毎日測る」ことで気づける
「妊娠後期ってこんなものかな?」という、自己判断は危険です。
血圧をきちんとはかって、数値を確認しましょう。
わたしの場合は、30週で150/90をこえていたのですが、これは危ない状態でした。
- 140/90 以上 → 受診を検討
- 150/90 が続く → 危険サイン
オムロンの血圧計、手首に巻くタイプは手軽に測れて、スマホアプリに自動的に記録されるので、かんたんに管理できます。
わたしが妊婦の頃にはスマホアプリはなかったので、手書きで記録してました。めんどくさかった・・・
ちなみに、搬送されて手術した日は、220/180ぐらいだったと看護師さん(助産師さん)から聞きました。
下が180って・・。こわいこわい!
まとめ:無自覚は怖い
体質、年齢、生活習慣などがあるので誰にでもおこるとは言いませんが
妊娠高血圧症候群は、健康に見える妊婦さんにも突然起こります。
私は「自分は大丈夫」と油断していたことで、危険な状態になるまで気づけませんでした。
あたりまえの話になり恐縮ですが、自戒もこめて。
- むくみが急に、痛みをともなって出たら危険
- 150/90 以上の血圧は要注意
- 妊娠後期の“自己判断”は危険
- 迷ったらすぐ病院へ
この記事を読んでくださった妊婦さんやご家族、その周りの方が、私と同じような思いをしなくてすむことを願っています。
お大事に!!
体重管理もアプリに自動登録されると便利。血圧計と同じメーカーで揃えると管理が楽です。
このシリーズを買ってから体重を測るのも楽しくなりました。体脂肪、減らしたいです・・・。

